アニメや映画のキャラクターに扮装した若者たち。

仮装した人：
「ちょっとコロナが少なくなってきたからいいかなぁと」

別の仮装した人：
「少し（感染者数が）落ち着いてきた感じもあったので」

　ハロウィーンの10月31日に大勢の人が目指したのが、例年数万人が集まることから“聖地”と呼ばれている名古屋・栄のオアシス21です。

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　しかし、地下にある「銀河の広場」の一部にはたくさんの柵が並べられ、立ち入り禁止になっています。

　第3波が始まってすぐの頃に迎えた2020年のハロウィーンでは、オアシス21の管理事務所が7000人を上限とする入場規制をかけましたが、それを超える人が詰めかけ混乱した状態に…。

　このため今年は新たな対策が立てられました。

　第5波での新規感染者数が減ってきているとはいえ、感染リスクはゼロではないと、午後6時にはオアシス21の出入口を全て塞ぎ、完全に閉鎖することも決めました。

　いつもより5時間も早く流れた「蛍の光」。広場を囲むように並ぶ飲食店なども閉店時間が前倒しとなったため店側も対応に追われ、通り抜けようとした人が戸惑う姿もありました。

　そして午後6時。締め出される形で“聖地”を後にする若者たちが向かった先は…。

（リポート）
「地下は閉鎖されているんですが、地上にはたくさんの人が集まっています」

　オアシス21の周辺は仮装した人でごった返していました。

仮装した人：
「閉鎖して上来ちゃって混んじゃってるので、いい方法はないかなという感じです」

　携帯電話の位置情報から集計した10月31日の栄の人出を見てみると、前の週の日曜日と比べ、午後9時の平均で2倍以上にあたる210.5％に。多くの若者がオアシス21の周辺に夜遅くまで残っていました。

仮装した人：
「思ったより人が多くて、やっぱ家から出なかったほうがよかったんだろうなっていうのは感じています」