バスツアーは新型コロナの影響で一時中断されていましたが、緊急事態宣言が解除され本格的に再開しました。秋の味覚の王様“松茸の食べ放題ランチ“に、今が旬の“りんご狩り”など…。秋満喫のバスツアーに、待ちに待った参加者からは笑顔がこぼれます。

■秋の景色満喫…ロープウェイから紅葉を見下ろしながらの空中散歩

 10月24日日曜日。名古屋駅にやってきたのは、「名阪近鉄旅行カッコーパルック」の日帰りツアーのツアーバスです。

参加者の女性:
「2年ぶりくらい、すごく楽しみにしています」

別の参加者の女性:
「久々に来ました。お天気もよくて本当によかったです」

【画像20枚で見る】松茸食べ放題にりんご狩り…本格的に再開した『バスツアー』参加者ら秋満喫

 緊急事態宣言が解除され、10月から旅行会社がツアーを本格的に再開しました。

 午前8時20分。バスは、目的地の長野県を目指し中央自動車道へ。ツアーは再開しましたが、コロナ対策のため車内はマスク着用。お酒や食事は禁止です。

 最初の立ち寄り先は、秋の景色が満喫できる長野県阿智村の「ヘブンスそのはら」。ロープウェイに乗って約15分、紅葉を見下ろしながらの空中散歩です。

参加者の女性:
「キレイやね。出かけることが久しぶりなので、子供たちも楽しみにしていた」

 山肌に沿って進むロープウェイ。目の前にはいよいよ色づいてきた木々。こちらの紅葉は11月中頃まで楽しめます。ロープウェイを降りると、そこは標高1400メートルの高原。子供たち大はしゃぎです。

参加者の女性:
「あんなテンションなかなか無いですね、家では。うれしいですね、楽しんでもらえれば」

参加者の男性:
「旅行らしい旅行を全くしていなかったので…。久しぶりですね、外に出るのが」

 みなさん、堂々と遠出ができるのが嬉しいようです。

ヘブンスそのはらの担当者:
「山に上がって、一時マスクを外して思いっきり深呼吸していただくと、気分的には違うかなと思います」

■「今年の初松茸、いい香り」…“松茸入り牛すき焼き”など松茸料理7種類食べ放題

 高原を後にしたバスは、駒ケ根市の精肉店直営レストラン「ビアンデさくら亭」へ。レストランは緊急事態宣言中は休業していましたが、感染症対策を徹底し、収容人数を制限して営業を再開していました。

 一行を待ち受けていたのは、秋の味覚の王様“松茸”。「焼き松茸」に、「松茸ごはん」、メインの「松茸入り牛すき焼き」など、7種類の松茸料理が食べ放題です。

参加者の女性:
「いい香りです。今年の初松茸」

別の参加者の女性:
「コシコシして。香りもふわーっとして、幸せです」

 おいしさと嬉しさで満面の笑顔。秋の味覚の王様をお腹いっぱい堪能していました。

レストランの総支配人:
「ツアーの常連さんで、『1年ぶりに来た』と言ってもらえると、正直うれしいですね」

 まだコロナ前の売上には程遠いですが、総支配人も久しぶりのお客さんの笑顔に嬉しそうです。

■「みずみずしくておいしい」…食べ放題の”りんご狩り“も1年半ぶりに再開

 バスはのどかな風景の中をさらに進みます。昼食の後は、信州のこの時期のスイーツ「栗」です。「信州 里の菓工房」では、「栗きんとん」に「栗のどら焼き」など、地元のブランド栗を使ったお菓子を製造販売しています。

買い物を終えたら、旅の目玉の一つ「りんご狩り」が楽しめる「マルダイ大場農園」へ。広い園内では、「サンふじ」や「王林」など10種類のリンゴが栽培されています。

オススメは、地元・長野生まれの「シナノスイート」。歯触りがシャキシャキで、甘みがしっかりしているのが特徴。とったリンゴは、その場で食べることができ、食べ放題です。

参加者の子供:
「甘い、みずみずしくておいしい」

参加者の男性:
「リンゴの味が強いので、甘すぎもなくて、結構食べられそうですね」

 これまでも人気の立ち寄り先だったこの農園も、1年半ぶりに再開しました。

マルダイ大場農園の担当者:
「農園として活気づく、たくさんのお客さんに来ていただいて味を知っていただいて、お土産として買っていただければ嬉しいですよね。久しぶりでまた頑張らなきゃいけないなと思います」

 午後6時。ツアーバスは、名古屋駅へと戻って来ました。

参加者の女性:
「とっても解放されて、コロナから。とっても楽しかったです。癒されました、心が」

別の参加者の女性:
「最初は躊躇していたんですけど、楽しく行けてよかったなと思いました」

 安全に配慮しながら再開したバスツアー。久しぶりの旅に、参加者からは笑顔がこぼれました。