新型コロナワクチンの3回目接種については、「2回目の接種からおおむね8か月以上経った人」を対象に実施する方針を、厚生労働省が示しています。

 東海3県でも12月以降、医療従事者などを皮切りに3回目接種が始まる予定です。

 政府は2021年2月の下旬以降、企業や職場などでの「職域接種」でも3回目接種を始める方針を固めました。近く公表される第6波を想定した政府の総合対策に盛り込まれる見通しです。

 厚生労働省のワクチン分科会は、ファイザー製ワクチンを3回目接種で使うことを了承する見通しで、まずファイザー製で3回目接種が始まることになります。

 過去2回の接種したワクチンがファイザー製以外だった場合の混合接種については、今後の検討となるということです。

 2回目までは「12歳以上」としていた接種の対象年齢を、3回目接種では「18歳以上」とする方向で検討しています。

 安全性などのデータが揃えば、対象年齢引き下げも検討するとしています。

 愛知県の大村知事は10日の会見で「大規模接種会場は用意してほしいと言われている、必要な段階で確保したい」と、3回目接種に向けて体制を整備する意向を示しました。 

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