名古屋市中村区の「名古屋プリンスホテル スカイタワー」で12月1日、クリスマスツリーがロビーを華やかに飾った。

2017年10月2日にオープンした「名古屋プリンスホテル」では、毎年この時期にクリスマスツリーを設置してきたが、今年は「未来へつなぐ聖なるクリスマス」をテーマに、SDGsの目標の「つくる責任つかう責任」などに配慮し、自給自足ができる石灰石を原料にした造花や、紙製の飾りつけを使ってツリーを彩っている。

 1日は正午過ぎからツリーの組み立てが始まり、午後4時半ごろから近くのインターナショナルスクール「ジンボリーインターナショナル」の子供たちが、直径60センチある花の飾りをつけていった。

【画像で見る】『名古屋プリンスホテル』ロビーのツリーに込めた未来への想い

「名古屋プリンス」は、新型コロナウイルスの影響はもちろんあったが、「夜景」「眺望」「記念日」「体験」の強みを生かし、室内でできるグランピングや、健康器具や美容器具を販売するMTG社の人気商品「ReFa」の体験など、様々な工夫をこらしたプランで宿泊客を集め、地方のプリンスホテルで唯一、休業しなかったという。

 3日から26日までのクリスマスプランでも、4つの強みを前面に出した。1日一組限定のプレミアムコーナーコンセプトツインルームのプランでは、クリスマスツリーやキャンドルで飾られた部屋で、目の前に広がる夜景を楽しむことができる。

JRや私鉄が次々に走る様子を眺められるのも魅力的だ。

 スカイツインキングルームもツリーだけでなく、バルーンで部屋が飾られ、ただハイブランドのホテルに宿泊するだけではない楽しみ方ができそうだ。

 プレミアムコーナーコンセプトツインルームのプランは既に満室に近い状態で、空きはわずかだという。

担当者は、「ロマンチックな雰囲気の空間で、家族や大切な人と楽しんでもらいたい」と話している。