東海3県が揃って第6波の中で適用されることになる『まん延防止等重点措置』は、3県の中でも内容が少し異なります。

 緊急事態宣言が都道府県単位で指定されるのに対して、まん延防止措置は各県の知事が市町村など地域を限定して対策を講じます。

 愛知は今のところ、第6波で一人も新規感染者が出ていない設楽町・東栄町・豊根村を除く、県内の51市町村が対象となる予定です。

 岐阜は地域を限定することなく、県内全域が対象となります。

 三重県は感染状況が落ち着いている尾鷲市、熊野市、紀北町、御浜町、紀宝町を除く、県内の24市町が対象となります。


 対象となる地域では、飲食店に対して営業時間の短縮や酒類の提供の停止を求めることができます。

 愛知県では、感染防止対策が行われていると県が認めた認証店については午後9時まで、非認証店は午後8時までの時短営業を求めます。酒類の提供は認証店では可能ですが、非認証店には停止を求めます。

 岐阜県は、3県の中でも時短・酒類提供で最も厳しい対策となります。時短要請は認証店・非認証店にかかわらず一律午後8時までとし、酒類提供もすべての飲食店に対して停止を求めることにしています。

愛知では出せるのに…まん延防止で“酒提供”に東海3県で『差』 岐阜の居酒屋から恨み節も「何の為の認証」

 三重県は、認証店に対して2つの選択肢があります。まずは午後9時までの時短で酒類提供を認めるというもの。もう一つが、午後8時までの時短で酒類提供の停止を求めるというもの。

 認証店であればどちらかを選ぶことができますが、支払われる協力金の額が変わってくるということです。

 そして非認証店に対しては、午後8時までの時短、酒類提供の停止を求めるとしています。