名古屋国税局は、密輸の摘発で押収した18億円相当の「金」を売却します。

 ずらりと並べられた大量の「金」のインゴット。その総重量は約244キロ。時価18億円相当になりますが、実は全て密輸入の摘発で名古屋税関が押収した金です。

 下着や服の中や、飛行機のトイレの中に隠された延べ棒の金。

【画像で見る】密輸の摘発で押収された18億円相当の『金』税関が売りに出し入札開始

 密輸が発覚した際の手口は多岐にわたり、仏像として持ち込まれた物も…。

 名古屋税関は、2016年からのおよそ2年間で押収した金のうち、持ち主から還付の請求がなかった金を売却すると発表し、3日から入札が始まりました。

 入札にかける金は一度溶かしてインゴットにしたもので、落札できるのは1人だけです。時価およそ18億円をまとめて落札することになります。

名古屋税関の総務部長:
「不正に税金を脱税しようとした者から押収したものを、きちんと国の国費にしっかり入れて国民のために使う」

 入札の申し込み期限は2月24日までで、売上は全て国庫に入ります。

※画像は名古屋税関提供