昨シーズンで引退した中日ドラゴンズOBの藤井淳志さん(40)が、2月8日の東海ラジオ『大澤広樹のドラゴンズステーション』に出演し、「ドラゴンズのストイックな選手ベスト3」を挙げた。

 選んだ基準について、藤井さんは「若い選手に関しては(練習を)やらされている部分もあるし、ストイックという表現は難しいので、ある程度の年齢の選手から選んだ」と説明。まず3位に挙げたのが大野雄大選手(33)だ。

 藤井さんは、大野雄大選手について「走る量もそうだし球数も結構投げる。プライベートは楽しくやるタイプだが、野球に関しては真摯に取り組む。若い選手を自主トレに連れて行ったりすることもうまく機能している」と理由を話した。

 第2位は大野奨太選手(35)で、「ストイックと言えばストイックだし、心配性すぎると言えば心配性すぎる。常に不安と戦っている。今の年齢になって『その基礎練習そんなに必要?』ということまで一生懸命やる。(練習メニューを)盛り込みがちだが、真面目に自分の不安と戦いながらやっている」とした。

 1位に挙げたのは堂上直倫選手(33)だ。「これでもかというぐらいバットを振っている。本当にすごく頑張っている。相談を受けることも多く、アドバイスもした。1時間でも2時間でも残ってバッティング練習をする。典型的なストイックなタイプ」と話した。

 藤井さんは堂上選手を「人柄もいいし男前だし、優しいし真面目だし非の打ち所がない」と高く評価。大澤アナから「何か欠点はないのか」と訊かれると、堂上選手と食事に行ったときの話を打ち明けた。

 堂上選手は「僕はプロ野球選手に向いてないんです。9時に出社して5時に帰る、そういう生活が合っていると思います」と話したという。藤井さんは「お前、もっと自信を持て!」と答えたそうだが、欠点について「強いて挙げれば、野球選手の生活より公務員の生活に憧れていること」と、笑いながら明かした。