まん延防止措置が解除されて初めての週末、見ごろを迎えた名古屋の花見スポットは、多くの人で賑わいました。

 愛知県に出されていた「まん延防止措置」の期間が明けて初めての日曜日。名古屋屈指の花見スポット、昭和区の鶴舞公園は、まもなく満開を迎えるソメイヨシノが多くの人を出迎えました。

花見客:
「ちょうど見ごろみたいな感じで、今日来られてよかったですね」

 花見と言えば、桜の下で気の置けない仲間との賑やかな宴会ですが、それは今年も禁止に。ただ今年からは、お酒を飲むこと自体は禁止されておらず、桜を眺めながらささやかに楽しむ人の姿もありました。

花見客:
「まん延防止も明けたし、ちょっとゆっくりしていこうかなという感じでした」

別の花見客:
「気は晴れますね。最近来られなかったから、よう咲いとって嬉しいですわ」

 26日土曜日の岐阜県高山市も、まん延防止措置が解除され、初めての週末でしたが…。

地元の人:
「外国人が自由に来られるようになれば変わるかなって感じだけど、それがないうちは一緒だろうねと思って」

 雨の影響もあってか賑わいとは程遠い様子ですが、古い町並みには“遠出”を楽しむ観光客も徐々に戻ってきました。

観光客:
「東京から来ました。背徳感がなく出歩けるようになったというのは、すごい気持ちが変わったかなと思います」

 高山市では、4月14日からの「春の高山祭」で3年ぶりに屋台の曳き揃えなどが行われる予定で、観光関係者は良い時期にまん延防止措置が解除になったと期待を寄せています。

地元の人:
「ぼちぼちみえたもんでね、ありがたいと思います。期待はしとるんですが、その分サービスをしてあげたい」