名古屋の伝統「祝い花の持ち帰り」と「菓子まき」。2つのイイトコどりをしたお菓子スタンドが登場しました。

 結婚を祝い、花嫁の家に集まった人たちに菓子を投げる「菓子まき」に…。

 開店したお店に飾られ、オープンと同時に近所の人が持っていく「祝い花」。

初めて見た他県出身者「盗んでる…」 愛知の伝統文化『開店の祝い花持ち帰り』は絶滅したのか

 名古屋に古くから伝わる2つの風習を組み合わせた「お菓子の祝い花」が登場しました。

 3月下旬にオープンした名古屋市中村区の居酒屋「ふみ屋 錦橋店」。店先に置かれたのは祝い花のように飾られた“駄菓子”、その名も「ハッピーお菓子スタンド」です。

立ち寄った2人の女性:
「かわいいー!」
「こんなの初めて見ました」
「子供が喜ぶ」

 子供たちも嬉しそうにお菓子をとっていきます。

立ち寄った子供たち:
「どれにしようかなってちょっとだけ悩んだ」
「楽しかった」
「おいしそう」

Q.こんなの見たことありますか?
「なーい!」

 道行く人たちも興味津々です。

立ち寄った男性:
「すごい惹かれるのは『パチパチパニック』」

別の男性:
「揚げ物大好きなので『ビッグカツ』。子供の頃に戻ったようなワクワク感」

 考案したのは名古屋のコンサルティング会社・サンスマイル。社長にきっかけを聞いてみました。

サンスマイルの社長:
「最近の若い人は花を持って帰らないなということで、お花をお菓子に変えたらみんな持って帰るのかなと。お祝い菓子とお祝い花を足して2で割った感じですかね」

 2021年の秋ごろから、おもちゃや駄菓子の卸売り会社・堀商店と共同開発をすすめ、わずか3か月で商品化しました。衛生面にも配慮し菓子は個包装に。スムーズに取り外せるよう、棒も取り付けました。

 花の横においても見劣りしないよう、カラフルなお菓子を20種類100個、ずらりと扇状に配置。このお菓子スタンド開発には社長の思いも込められていました。

サンスマイルの社長:
「ありとあらゆる人たちが一緒に手を取って幸せになれたらという思いで、福祉貢献・社会貢献というところも少し考えた」

 組み立ては障害者就労支援施設の利用者に依頼。外に出てお客さんたちの喜ぶ顔を見ることができる作業で、定着すれば仕事の幅も広がるのではないかと考えています。

 贈る人も贈られた人も、みんなを笑顔にする「ハッピーお菓子スタンド」。

サンスマイルの社長:
「お花ももちろん素敵なので、お花の横にこのお菓子スタンドが置いてあって、それを小さな子供や大人が持って帰りながら、コミュニケーションツールとして活用してもらえたらありがたいかなと思います」

「ハッピーお菓子スタンド」はサンスマイルと堀商店のHPから購入することができ、価格は20000円前後からです。