名古屋市中区の地下街でお茶の老舗「妙香園」が運営するドリンクのテイクアウト専門店で、パイナップルがごろごろ入った仰天のお茶が人気を呼んでいます。

名古屋市中区栄の地下街「サカエチカ」にある老舗のお茶の店「妙香園」に、2年前にオープンしたドリンクのテイクアウト専門店「MYOKOEN TEA STORE」。

 注文が入ってから抹茶をたてて作る「抹茶のラテ」や、「ほうじ茶のフローズン」が人気です。

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 この店に、新たに登場したドリンクが、仰天の『新茶ごろごろパイン』です。鹿児島県産の新茶を急須でそそぎ、そこに酸味と甘みのバランスがよい沖縄県産のパイナップルが入っています。

 今までにない組み合わせですが…。

客:
「けっこうお茶の味もして、パインがダイレクトに入ってきて美味しい」

飲んでみると新茶のすっきりとしたのどごしを感じたあと、ほんのりとしたパインの酸味と甘みが口の中で合わさるのがわかります。

 爽やかな新茶とすっきりとしたパイナップルの甘みが見事に融合。意外にも相性ぴったりでした。

 発案者は若手社員の今沢さん、22歳。

今沢さん:
「TEASTORE自体が妙香園の中でも新しいことをしていく最前線の場所だと思っているので、(お茶の)イメージを覆す新しいことができたら」

 一般的には紅茶で作るフルーツティーを、緑茶で作ることができないかと個人的に研究していたという今沢さん。

 ミカンやマンゴー、ブドウなども試したそうですが、一番相性が良かったのがパインだったそうです。

 若手の提案に社長の反応は…。

社長:
「最初聞いた時には『嘘でしょ』と思ったけど、飲んでみると美味しくて、さすが若い力だなと思いました」

 飲んでみないと味がわからない面白さもあり、お客の評判も上々だといいます。

 100年以上続く老舗で、時代に合わせたお茶のあり方を若手社員が切り開きました。

社長:
「家でお茶を急須で入れて飲む世代がだんだん減っている。今の時代にあったお茶の在り方提案していけたら」

『新茶ごろごろパイン』は名古屋市中区栄のMYOKOEN TEA STOREで5月末まで販売しています。