かまど炊きや古民家探検など、色んな体験ができる飲食店がオープンしました。
三重県いなべ市に220年前から残る古民家がリノベーションで飲食店に。と言ってもただの飲食店ではありません。
江戸時代から土間に残されているかまどを使って、ご飯を炊く体験ができるんです。
【画像で見る】ごはんの“かまど炊き”が体験できる飲食店「昔の暮らしを味わって」
okudo中村舎の代表：
「まず火をつけて、小さい火から大きい火にどんどんつけていきます」
この日は4人家族がかまど炊きに挑戦。
初めてのマッチに苦戦したものの、沸騰したら火を調整し、蓋をしてあとは待つだけです。
ここでもう1つのお楽しみが建物内の案内です。
高さ4メートルのハシゴを登った中2階には、江戸時代からそのままの状態で残された俵や薪が…。
さらに蔵の中に入ると、当時の子供たちが履いていたわらじや、明治時代の通知表まで出てきました。
その後、かまどからは湯気が噴き出し、上手に炊けたようです。
地元食材を使った季節の御膳料理と共に、自分たちで炊いたご飯が食べられます。
子供：
「おいしい。あまい」
父親：
「初めてなんですけど、なぜか懐かしい感じがするし」
母親：
「ごはんもおいしいし、（子供にも）昔こういう家があったんだよというのを実感してもらえるんで、いい経験になったなと思います」
okudo中村舎の代表：
「かまどご飯もですけど、昔の暮らしを味わってほしいなと思っていて、座敷に座ることとか、座卓でご飯を食べることとか、日本の原点回帰みたいなところで楽しんでいただけたらと思います」