新型コロナに関する宣言や措置が解除され、「少し遠くへ」と週末にドライブに出かける方も多いのではないでしょうか。天気がいい行楽日和には、渋滞に巻き込まれてしまうこともしばしばあるかと思います。そんな長時間のドライブとなった際に気を付けていただきたい、“かくれ脱水”について説明します。

 長時間運転していて暑いと感じても、エアコンをつけていたら脱水症状を気にすることはないかと思います。「汗をかいていないので大丈夫」と思う方が大半でしょう。しかし、エアコンが効き除湿された車内では汗がすぐに蒸発するため、汗をかいている事に気づいていない可能性があります。

 その上、渋滞に巻き込まれるリスクがある場合、トイレに行けないことを考えて水分補給を我慢してしまいがちです。そうすると、気づかないうちに脱水状態になってしまうことがあります。これが“かくれ脱水”です。

 そんな“かくれ脱水”を防ぐために、1~2時間運転したら15分の休憩を入れるようにしましょう。休憩の際には窓を開けて、エアコンで乾燥した空気を換気します。

 また、休憩を取るごとに100~200ミリリットル程度の水分補給を行うことも大切。ノンカフェインの麦茶やスポーツドリンクがおすすめです。

 楽しい旅行が大変なことにならないように、まずは“かくれ脱水”のような症状が起こる場合がある事を知っておきましょう。

出典:ウェザーニュース


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