燃料費の高騰等で…名古屋等を営業区域とする9割のタクシー事業者が“運賃値上げ”を申請 年内にも実施へ
燃料費高騰などの影響で名古屋市などを営業区域とする複数のタクシー会社が、運賃の値上げを申請していたことがわかりました。
タクシーの運賃は、値上げを申請した事業者が保有するタクシーの台数が地区全体の7割を超えると、国が運賃改定の検討に入ることになっています。
中部運輸局によりますと、名古屋市と周辺の16市町村で運行するタクシー事業者は70ありますが、5月末の時点で値上げを申請した事業者が9割に達しているということです。
背景には、燃料費高騰やキャッシュレス決済への設備投資、新型コロナの影響による乗客の減少などがあり、年内にも値上げが実施される見通しです。
値上げ幅は各社の申請を踏まえ決まりますが、例えば最大手の「つばめ自動車」は、初乗り運賃「1.031キロ450円」を「1キロ500円」などとするよう申請しているということです。