2022年3月、名古屋市東区の高級住宅地に、「Dマーケット白壁」がオープンしました。Dマーケットは、2018年に愛知県日進市にオープンした新鮮な野菜や果物が自慢の青果店が手掛けるスーパーで、白壁店では、専属のパティシエやシェフが作る限定のスイーツやお惣菜が一味違うと、人気となっています。

■他ではあまり見かけない高級フルーツも…プロの料理人御用達の青果店が手掛けるスーパー

 2022年3月に、名古屋市東区の高級住宅地・白壁にオープンした「Dマーケット白壁」。

【画像で見る】専属パティシエやシェフが調理…名古屋の高級住宅地にオープン “他とは一味違う”スーパー

Dマーケットとは、熱田区にあるプロの料理人御用達の青果市場「志も大(しもだい)」が、2018年に日進市にオープンしたスーパーで、青果店が手掛けているだけあって、新鮮で美味しい野菜や果物が自慢です。

女性客:
「お野菜が安くておいしい」

別の女性客:
「新鮮だし安いし、バナナとパインを買って」

新たにオープンした白壁店は、日進店よりさらにパワーアップ。午前7時、店頭には毎朝名古屋中央卸売市場などから直接仕入れる自慢の青果が並びます。

この日は、太くて大きなニンジン(1袋150円)に、愛知県産の新たまねぎ(1玉138円)など、お値打ちで新鮮な野菜が揃っていました。

 他のスーパーではあまり見かけない高級フルーツも並びます。

Dマーケット社長の下山大輔さん:
「宮崎マンゴー、完熟いちご。デパート行けば1万円から1万5千円ぐらい。高級住宅街と言われる所は、値段の高いものがあればいいイメージがあるけど、自分が食べて美味しいものを勧めたい」

「宮崎産 太陽のタマゴ」(2個入り7800円)や、「愛知産 寒熟苺」(12個入り2980円)などの高級フルーツは、全て下山社長が味見して厳選したものだけが並びます。

下山さん:
「ここではメロンよく売れる。ご贈答とか、ちょっと手土産に持っていかれる方がすごく多い」

メロンがよく売れるのも、白壁ならではです。

■毎日その時欲しい分だけを買ってもらう…ターゲットは自転車や徒歩の近隣の客

 Dマーケット日進店は、広い売り場に大きな駐車場を完備していますが、白壁店の売り場面積はわずか40坪とコンビニ程度で、駐車場もありません。

下山さん:
「5台10台分借りたら家賃と変わらないぐらいいってしまうので、安く売るためのコスト削減。この辺りの方は、自転車とか歩いて持って帰れる量を買って、毎日来てくれるお客さんが結構います」

男性客:
「こういう八百屋さんはなかなかないので、自転車で来ました」

女性客:
「今まではドラッグストアしかなかったので嬉しい。歩いて来れるので」

近隣の人に毎日来てもらい、欲しい分だけを買ってもらう。これが日進店と大きく違うDマーケット白壁店の戦略です。

■杏仁プリンにフルーツをたっぷりのせて…専属のパティシエが考案するスイーツ

 白壁店の一番のウリは、白壁店限定のスイーツです。

下山さん:
「DスイーツっていうDマーケットから発信するスイーツを、この白壁をもとにやっていきたい」

美味しさを追求するために作った自社ブランドの「Dスイーツ」の第1号が「白壁プリン」(519円)。

見た目はシンプルですが、名古屋コーチンの卵にジャージー牛乳、和三盆を素材に使用し、固さや食感にこだわっています。滑らかな食感と、ほどよい甘さがたまりません。

女性客:
「普段買うにはちょっと高いけど、たまにご褒美的に食べてみたい」

 Dスイーツは、有名パティシエのもとで修業を積んだという、スーパー専属のパティシエが作っています。白壁店のために作ったスイーツが、杏仁プリンにフルーツをのせた「フルーツ杏仁プリン」です。

パティシエ:
「これは蒲郡の樹熟デコポン。木で完熟させているのですごく甘くてジューシー」

どれにしようか迷ってしまうような、色とりどりの「フルーツ杏仁プリン」は、甘さ控えめの杏仁プリンにあふれんばかりにフルーツが盛り付けられた「樹熟デコポン(蒲郡産)」(519円)や、「宮崎マンゴー」(1059円)など、様々な種類が揃います。

女性客:
「下が単なるプリンじゃなくて杏仁というのがいい。フルーツでこの値段ならありかな」

■ウナギやローストビーフをのせて…新感覚のいなり寿司などリピーター続出のお総菜

 白壁店でリピーターが続出しているのが、総菜です。

女性客:
「お弁当を食べてみたらすごく美味しくて」

別の女性客:
「お弁当もお土産で」

 人気の惣菜を手掛けるのは、フランス料理店や洋食店で腕を磨いたスーパー専属のシェフです。

総菜のシェフ:
「どこにでもあるようですけど、手作りが一番のウリ。見た目で美味しそうで、食べてなお美味しい」

 一番人気のウナギにシラス、ローストビーフをいなり寿司にのせた和洋折衷の「よくばりいなり」(735円)は、見た目も味も新感覚。さらに…

シェフの男性:
「青天(あおてん)うなぎといって、数少ないので、扱っているところがほとんどない。特殊ルートで入手して提供しています」

 肉厚でジューシーな弾力が特徴の「青天うなぎ」を、シェフのオリジナルのタレでじっくりと焼き上げた白壁店限定の「鰻蒲焼」(2159円)。

その蒲焼を使った肉厚の「鰻重」(1383円)も人気です。

下山さん:
「Dマーケットの総菜や弁当って美味しいよねって、それを伝えていきたい」

専属パティシエとシェフが作る「Dマーケット」の絶品スイーツと総菜は、進化を続けていきます。