「カラオケ店」は、コロナ禍で一時は利用の自粛が呼びかけられましたが、そんな中、名古屋のカラオケ店でミシンのレンタルサービスを始めました。その理由とは…。

 名古屋駅近くのジョイサウンド。

 なんと、運ばれてきたのはミシン。カラオケルームでミシンをレンタルできるサービスで、こちらの店舗では6月8日から始めました。

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 部屋代に加え1回1000円払えば、ミシンをはじめ、布切りバサミやチャコペン、それにアイロンなども利用できます。

 防音設備が整っているので、周りを気にせず広いテーブルで裁縫ができます。このサービスを始めたのには、今ならではのワケがありました。

エクシングの担当者:
「コロナ禍で、なかなかカラオケルームで歌っていただくというのも推奨できない中で、カラオケルームで他のことをやっていただこうと生まれた企画になっております」

 これまでにも、楽器をオンラインで学ぶレッスンスタジオや、ビジネス向けのテレワークプランなど、脱カラオケとしてコロナ禍でも利用できる企画を展開してきたジョイサウンド。貸出ミシンもその一環としてスタートしました。

 そしてほかにも理由がありました。

エクシングの担当者:
「ブラザー工業株式会社が親会社になりまして、その中でミシン使ってみたらいいんじゃないかというのが最後の後押しになって、実現できた企画になります」

 グループ会社だからこそ誕生した「カラオケ」×「ミシン」という異色のコラボ。

 ちなみにこちらのミシンの特徴は…。

エクシングの担当者:
「普段の『縫う』という機能プラスですね、『刺しゅう』もできる高級なミシンを採用しております」

 タッチパネルで操作も簡単なほか、刺しゅうまでできる高機能モデルで、買うと価格はおよそ14万円。

 先行してサービスを始めた東京の店舗では…。

エクシングの担当者:
「池袋という土地柄、コスプレを楽しまれるお客さまが多いので、コスプレの衣装制作に使っていただくという機会が多くなっていますね」

 名古屋駅前にある店のおすすめ活用法は…。

エクシングの担当者:
「アクセスが非常によい立地で、近くに手芸店があるというのもお客さまに使っていただきやすい店舗かなと」

 多くの手芸店が揃う名古屋駅周辺で、好みの素材を買って、そのまま立ち寄るのがおすすめだということです。