名古屋市中村区の「くましろ」は、抹茶やわらび餅といった和のかき氷が人気の店だ。居酒屋の店舗を借りて週末だけ、営業している。

■ふわふわムースで風味倍増「抹茶」のかき氷

 名古屋駅の新幹線口から徒歩5分ほどのところにある、名古屋市中村区のかき氷店「くましろ」。土曜と日曜の2日間限定で、居酒屋の店舗を借りて営業している。

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居酒屋のオーナーが研究を重ねたというお店の看板メニュー「西尾抹茶のエスプーマ」(1300円)。

氷は氷問屋の老舗「川久」から仕入れたものを使う。

ふわふわに削った氷の上に小倉あんを載せ…。

 そして、使うのは愛知の名産、西尾の抹茶だ。すり鉢に抹茶とサトウキビ糖を入れて混ぜ合わせ…。

生クリームや牛乳で伸ばす。

居酒屋のオーナー:
「抹茶をどうミルクに馴染ませるかってところで、試行錯誤して勉強しました」

抹茶をふわふわのムース状にした「エスプーマ」で、氷全体を覆うように流しかける。

エスプーマとはスペイン語で「泡」の意味。泡状にすることで舌の上で感じる抹茶の風味がより際立つという。

女性客:
「めっちゃ(抹茶が)濃くて美味しいです」

男性客:
「ふわふわトロトロ、おいしいです」

■ぷにぷに感が楽しい「わらび餅かき氷」やカワイイ「映え氷」も

 もう一つの人気メニューが「わらび餅かき氷」(1000円)だ。

わらび餅には本蕨粉を使い、火にかけながら、色が変わるまでひたすら練り続ける。

冷ましたわらび餅をひと口大に切り、かき氷にトッピングし…。

黒蜜ときな粉をかけて食べる。

女性客:
「わらび餅だけだと涼しくはならないけど、氷と一緒に食べるとスッとする」

別の女性客:
「プニプニしていておいしいね」

「映え」を意識したかき氷も人気だ。

女性客:
「メチャクチャかわいいじゃん、これ」

ミルク味のかき氷「くましろミルク」(1000円)。口はバニラアイス、目は麦チョコ、耳はビスケットでできている。

あまりのカワイさに「顔が崩れてかわいそう」と食べるのを躊躇する声があがるほどだ。