ふるさと納税による税の流出額が全国で2番目に多い名古屋市は、新たな返礼品として「シックスパッド」を追加しました。

 名古屋市のふるさと納税人気返礼品といえば、中川区の「愛知ドビー」が手がけるバーミキュラのフライパンや…。

千種区覚王山「弁才天」のフルーツ大福詰め合わせ。

【動画で見る】返礼品に“シックスパッド”が…ふるさと納税の税流出額全国2位の名古屋市 新たに地元『MTG』の商品追加

名古屋市が2021年に導入した返礼品で、ふるさと納税の仲介サイト「ふるさとチョイス」の申込数ランキングでは上位に食い込みました。

 そんな名古屋市の返礼品に新たなラインナップが加わりました。

人気のトレーニングギア「シックスパッド」。名古屋市中村区に本社がある『MTG』が扱っている商品で、お腹に巻き付けるタイプのほか、商品の上に足を置くタイプのものもあり、13万円から14万円の寄付で受け取ることができます。

このほか、この会社が手がける美容ブランド・リファのヘアアイロンや美容機器など40種類が、25日から返礼品に追加されました。

MTGの担当者:
「名古屋の魅力を全国に発信していくことと、ますます地元・名古屋が発展していっていただけることを願っております」

 名古屋市が市内の業者に返礼品の募集を始めたのは2021年10月。ふるさと納税ブームに遅れる形でのスタートには、事情がありました。

名古屋市財政局の担当者:
「なかなか人口が多いので、流出額も全国で2番目に多いという都市ではありますので、そこは致し方ないんですけど」

名古屋市のふるさと納税による2021年度の税の流出額は、全国の自治体で2番目に多い109億円。見過ごすことができない金額に膨らみ、返礼品競争への参戦を決めました。

現在は学校の給食でおなじみの「ミルメーク」や、金鯱をイメージした「鯱もなか」など、230の事業者から1100を超える返礼品が集まり、8月以降は劇団四季の「キャッツ」の名古屋公演のチケットも追加する予定です。

名古屋市財政局の担当者:
「より多くの事業者さんに参加していただいて、事業者も一体となって全国に名古屋の魅力を発信していきながら、結果的には寄付も集まるといった展開になっていくといいかなと考えています」