17日、名古屋市中区栄の街路樹が倒れ、信号待ちの車を直撃する事故がありました。こうした街路樹の倒木事故は年々増えています。

 名古屋市内にある街路樹は、2021年4月1日の時点で9万7290本。このうち4割以上が植えてから40年以上が経過したもので、およそ4万2千本あります。

 自然界では健康でいられる木も、都市の環境下では40年たつと病気になりやすく、倒木のリスクが高まります。

 倒木の原因は病気だけではありませんが、事故の件数も増加傾向にあります。調査を終えた直近の2020年は17件と、8年連続で年間に10件以上の倒木事故が発生しています。

【動画で見る】“植え過ぎた街路樹”対応に追われる…8年連続で倒木が年間10件以上の名古屋市 4万本超が40年以上経過

 名古屋市では毎年1千本単位で街路樹の撤去を進めていて、市の担当者も“植えすぎた街路樹”の対応に追われているというのが現状です。