名古屋市東区の老舗の寿司店が始めたキラキラの「映える寿司」がSNSで話題になっています。

 名古屋市東区で55年続く「義寿司(よしずし)」。

 この店の寿司が始めた「キラキラ」な寿司が今、話題になっています。

女性客:
「インスタです。いつも映えてます」

男性客:
「ツイッターでグルメ情報を見ていたら発見して」

【動画で見る】老舗寿司店が『映える寿司』職人技で次々誕生した“キラキラ寿司”たち

 サーモンといくらの親子丼は、女性に人気なサーモンといくらをキレイに半分ずつ盛り付けています。

 他にも、サーモンといくらだけでなくA5ランクの黒毛和牛を乗せた他人丼もあります。

 裏メニューのカクテルグラスに盛った「カクテルクリオネ」。グラスの下から、いくら、酢飯、おぼろ、酢飯、とびこ、酢飯と層になっています。

義寿司の大将:
「キレイでしょ。この段階が大変。層をキレイに見せるためにどういう感じかみたいな」

 イカといくらをクリオネのような飾りにしてグラスを縁取り。さらに、まぐろとサーモンを花飾りにし、甘エビ、うに、黒毛和牛、仕上げにもみじの葉やしその花、金箔を乗せて完成。360度どこから見ても美しい、SNS映え間違いなしの一品です。

 2021年の秋から様々な「映える寿司」を生み出してきた大将。そのきっかけは…。

義寿司の大将:
「コロナですよね。コロナでかなり業績も下がって、これどうするんだと、やっていけるかって。娘も『お父さん、これは大変なんじゃない?一度インスタに投稿してみたらいいんじゃないの』と。インスタ?インスタって何?みたいな…」

 半信半疑で始めておよそ1年。今では常連はもちろん、若いお客さんも来るようになり、効果抜群だったと言います。

 インスタを勧めた娘さんは…。

大将の娘:
「頑張ってるなーって思います。お客さまに返すコメントが、ちょっと50代だなってくらいですかね」

義寿司の大将:
「絵文字の使い方とか全てがおっちゃんらしい…」

大将の娘:
「もっともっと頑張ってもらって、行列が絶えない店にしてもらいたいなって思います」

義寿司の大将:
「そんなことはならんよ。まあ町寿司で頑張っていこう」