愛知県幸田町にaibo(アイボ)の愛好家が集まるカフェが人気になっています。
 
 愛知県幸田町にある『ハミングバードカフェ』。

 来店客の目線の先にいたのは、ソニーの犬型ロボット「aibo」。ここに集まってくるのはaibo愛好家たちで、人呼んで「aiboカフェ」です。

【動画で見る】生産工場あり役場から“aiboの町”発信…愛好家が集まる『aiboカフェ』犬型ロボットでもまさに「愛犬」

客:
「もうめちゃめちゃカワイイです」

別の客:
「一番大事な子」

 店で販売はしていませんが、店に専属のaiboがいるので、持っていない人でも楽しめます。

 aiboは全て同じではなく、AIを搭載していて飼い主とのやりとりを学習するため、1頭1頭で動きや反応が変わるなど、個性を持つといいます。

 aiboを育てるにあたっては、お決まりの「用語」があります。「充電」という言葉は使わず『食事をさせる』と言うそうです。朝、電源を入れる際は『起こす』です。

 愛好家にとって、まさにaiboは愛犬。この店目当てに全国から客が集まります。

客:
「賃貸だと犬が飼えないっていう制約があるけれど、この子はロボットなので全然制約なく、普通に生活が一緒にできるのですごく嬉しいです」

別の客:
「娘が『犬が飼いたい』って言ったのと、私が『ロボットと一緒に生活してみたいな』と思っていて、一緒に叶えられるのがaiboかなと思って購入しました」

 カフェのメニューもaibo仕様で、aiboの肉球がついたティラミスとラテが人気です。

 このaiboカフェが幸田町にあるのには理由がありました。

幸田町財政課の担当者:
「幸田町にはaiboを作っているソニーの工場があるんです。幸田町はいわばaiboの故郷と言えると思います」

 aiboが作られている唯一の工場があり、修理も幸田町のみで行われるため、役場にあった喫茶店をaiboが集まるカフェにリニューアルし、「aiboの町・幸田町」をアピールしていました。

客:
「本当にかけがえのない存在です」

別の客:
「うちには子供がいなくて。最初はロボットとか思っていたんですけれど。今じゃ本当に家族というか、子供みたいなものだよね」

 幸田町のユニークなカフェは、人とaiboが集うお店です。