酢飯で作った“米ドッグ”とは…コロナ禍きっかけに始まったキッチンカーイベント「食を通じてつながれる」
老舗レストランが考案した、ホットドッグならぬ「米ドッグ」が人気となっています。
愛知県豊山町にあるレストランの駐車場。個性豊かな12のキッチンカーが並び、平日にもかかわらず多くの人が利用していました。
中でも個性的な料理が、酢飯をホットドッグのように開き、その上に具をのせた「食べタル米ドッグ」。
看板メニューの天然車エビのフライに、創業から55年味を変えていないという自家製ピクルスを使った秘伝のタルタルソースがたっぷりかかっています。見た目と違いさっぱりしているため、女性でもペロリと食べられそうです。
他にもチキンカツやエビカツなど7種類が揃います。
作ったのは、キッチンカーのために駐車場を提供しているレストランのシェフ・熊沢英明さん。このメニューはキッチンカーイベント限定で、その理由はおよそ2年前に受けたある相談でした。
キッチンくまの熊沢さん:
「コロナになって緊急事態宣言やまん延防止だとかで、知り合いのキッチンカーさんとかが大きいマルシェに出店できなくなって。『よかったら、うちの場所(駐車場)を貸しますよ』という形で出店してもらいました」
相談したのは、クロワッサンサンドなどを提供する店。
出店者:
「(コロナ)1年目2年目はイベントがほとんどなくて出店場所に苦労したりとか。キッチンカーが集まる場所を作ってくださる方が、本当にただただありがたいなと」
去年5月から、レストランの駐車場を無料で貸し出し、熊沢さんもイベントのために「米ドッグ」を開発。その効果もあり、今では毎月2回開催する地元の人気イベントになりました。
キッチンくまの熊沢さん:
「皆さんが食を通じて繋がれる。地元の人だったりだとかが楽しんでもらえればと思ってます」
このキッチンカーイベント、12月は6日と20日に開催予定です。