宇野昌磨選手、坂本花織選手、紀平梨花選手ら日本を代表するフィギュアスケーターが4日、名古屋でイベントに出演し、今年初の演技を披露しました。

 2022年、世界選手権と全日本選手権を制した坂本花織選手(22)や…。

グランプリファイナルで初優勝した三原舞依選手(23)。

【動画で見る】宇野昌磨選手や坂本花織選手らが今年初の演技を披露…「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」20周年で荒川静香さんがイナバウアーも

3月の世界選手権の代表に選ばれている山本草太選手(22)など、今シーズン世界で活躍している多くの地元選手も。

4日、国内のトップスケーター24人が一堂に集まった「名古屋フィギュアスケートフェスティバル」。

黒の衣装で登場したのは、2年ぶりの出演となった紀平梨花選手(20)。右足首の疲労骨折から今シーズン競技に復帰しました。

エキシビションナンバーの「You raise me up」で、3回転サルコウや滑らかなスケーティングを披露し、観客の拍手を誘いました。

紀平選手:
「久々にこうやって名古屋フェスティバルに帰ってこられてすごくうれしいですし、前まではスケジュールとか試合とかに追われて、スケートそのものをあまり楽しめてはなかったかなというのがあったんですけど、改めて滑られる喜びを感じるようになりました」

完全復活を目指し、23年のスタートを切りました。

この日、最も注目を集めたのは去年、グランプリファイナルと全日本選手権を制した、地元出身・宇野昌磨選手(25)。

披露したのは、2シーズン前まで使っていたショートプログラム「Great Spirit」。次々に高いジャンプを飛び、華麗なスケーティングを披露。圧巻の演技で会場を沸かせました。

アンコールには、今シーズンのフリー「G線上のアリア」を披露しました。

宇野選手:
「競技用になるとジャンプを重視してしまうので、そうではなく、表現力を全力で出し切れるように今回滑らせていただきました。(Q.3月の世界選手権の目標は?)一番自分が結果につながりやすい、つながるだろうと思えるものを重点的に練習したうえで試合に挑めたらなと思っています」

イベントの20周年を記念して、2006年トリノ五輪の金メダリスト・荒川静香さん(41)がスペシャルゲストとして登場。

17年ぶりの出演となった荒川さんは、幻想的なメロディーに合わせて華麗なスケーティングを披露しました。

演技中には、荒川さんの代名詞となっている「イナバウアー」も。

会場のお客さんから大きなスタンディングオベーションが沸き起こりました。

 トップスケーターたちの新春の初滑り、会場を埋めたフィギュアスケートファンを魅了する1日になりました。