バレンタインイベントで日本一の売り上げを誇るショコラの祭典「アムール・デュ・ショコラ」が、19日からジェイアール名古屋タカシマヤでスタートします。今年は愛知の高校3校が人気店に食材を提供し、一流ショコラティエとコラボしました。

 5つ並んだカラフルなハートのショコラ。中には愛知県産のハチミツが閉じ込められています。

作ったのは、2017年に日本人女性として初めてフランス・パリにショコラ専門店をオープンさせた佐野恵美子さんです。

【動画で見る】売上日本一の「ショコラの祭典」で…ハチミツ作る高校生と一流ショコラティエがコラボ 3校の味がセットに

レ・トロワ・ショコラ・パリの佐野さん:
「それまでは縁のなかった場所なんですけど、アムールで愛知県が大好きになりまして、そこで出会った食材というのを使って、アムールでは限定のチョコレートを作るようにしてます」

アムール・デュ・ショコラのために毎年、愛知県内の食材を使った特別なショコラを考案してきた佐野さんは、去年、養蜂をしている一宮商業高校とコラボし、生徒たちが作ったハチミツを使ったメニューを開発しました。

 今年はそれを知った県内の他の高校からも、佐野さんに熱烈なラブコールが送られました。

佐野さん:
「『うちも(ハチミツ)作ってます!』って校長先生がすごい分厚い資料と一緒に来てくださったので、『ぜひやらせてください』と」

そのうちの1つが、名古屋市東区の愛知商業高校です。10年以上前から、地域活性化に貢献する部活動の一環として養蜂を続けています。

愛知商業高校の生徒:
「『徳川ハチミツ』という名前で商標登録をしていて、種類としては『百花蜜』というものになります」

近くの徳川園で採れる香り豊かな「徳川ハチミツ」を使ってもらいたいと、校長自らが佐野さんに猛アピールしたそうです。

佐野さんは今年、その「徳川ハチミツ」と、同じくコラボの希望があった安城農林高校の「安農ハチミツ」、さらに去年からの「一商ハチミツ」、3校のオリジナルハチミツを一度に味わえる『食べ比べボックス』を作りました。

 イベント開幕まで1週間を切った13日、リモートで佐野さんと顔を合わせた愛知商業高校の生徒たちは、初めて完成品を目の当たりにしました。

愛知商業高校の生徒:
「すごいかわいい!」

佐野さん:
「2番目が徳川ハチミツを使ったカモミールのチョコレートです。みんなに『はぁーおいしい』って言っていただける自信はあるので」

生徒たちは、佐野さんの自信作を一足早く味わいました。

愛知商業高校の生徒:
「噛んだ途端にハチミツがトロっときて、とてもおいしかったです」

別の生徒:
「トロっとしてるところと普通のチョコの食感がすごい合っていたと思います」

 愛知の高校生たちと名パティシエがコラボした「ハチミツショコラ食べ比べボックス」は2160円で、19日からジェイアール名古屋タカシマヤで始まる「アムール・デュ・ショコラ」で販売されます。