南フランス・アルザス風の建物…日曜限定“石窯焼き”のパン店 社長「薪で焼くというのが原点」岐阜・垂井町
岐阜県垂井町に、日曜限定で販売する石窯焼きのパンが人気の店がある。
岐阜県垂井町のパンの店「グルマン・ヴィタル」。
取材に訪れた日も、種類豊富な焼きたてパンを目当てに、多くの客が訪れていた。
【画像で見る】南仏・アルザス風の建物…日曜限定石窯焼きのパン店「薪で焼くというのが原点」
店長:
「実を言うと、この奥にまだ中庭があって。もう一個うちには、パン屋の奥にパン屋があるんですよ」
案内してもらい、中庭を抜けると、南フランスのアルザスをイメージした建物があった。
ここで、日曜限定で石窯焼きのパンを販売しているという。
この石窯で焼いた「山ぶどうの恵カンパーニュ」。
たっぷり入ったドライフルーツは、山ぶどうのジュースに3か月ほど漬け込んだというこだわりだ。
3代目の社長がこだわりの焼き立てパンを切ってくれた。
表面はパリパリだが、中はもちもちで、溶けたチーズが垂れてくる「旨味チーズ」。
社長:
「薪で焼くっていうのが原点なので。パン屋を長くやっていると、最初は欲張りで、いろんなものを作りたいってやっていて…。徐々に断捨離じゃないですけど、そぎ落としていくと最後はこういう形に」
パンへの強い情熱を語る社長。建物をアルザス風にしたのも理由があった。
社長:
「(パンの歴史が長い)ドイツとフランスの境がアルザスで、ドイツ領、フランス領になるので。岐阜も、この辺は関ケ原なので、東西(の境)で。それに憧れてアルザスの建物を模倣してつくった。フランスから薪窯を入れたっていうのがスタートなんです」
「グルマン・ヴィタル」は、こだわりが詰まったパンを楽しむことができる店だ。