愛知県名古屋市出身のフィギュアスケーターで、中京大学・横井ゆは菜選手の引退セレモニーが26日に行われました。

 26日、日本ガイシアリーナのスケートリンク。

横井ゆは菜選手:
「本日は引退セレモニー見守ってくださり、ありがとうございました。私はいまだに自分が引退するということを信じておりません」

 中京大4年の横井ゆは菜選手。17年のスケート人生、区切りの試合に臨みました。

 綺麗な衣装に憧れて、5歳で始めたフィギュアスケート。

 豊かな表情を活かし、ジャンプ全盛時代に表現力で勝負。2018年には全日本ジュニアで優勝するなど、数々の国際試合にも出場してきました。

 そんな彼女も大学4年生。2022年3月の取材では…。

横井ゆは菜選手(2022年3月):
「やっぱり卒業っていうのは、どこから誰が見ても自他ともに認める区切りの年だと思うんですよ。単純に(周囲の)レベルが上がっていて、それに自分がついていけないかもしれないなというのと、それ以外にも社会に出てそこで活躍できた方が自己肯定感につながると思っていて。この1年頑張れたら、踏ん切りがつくと思います。頑張ったって思えるようにしないとなっていう感じです」

 ラストイヤー、区切りをつけるためにも、最後までスケートに向き合い続けてきました。

 そして26日に迎えた最後の試合。演技が進むにつれ大きくなる手拍子。シーズンベストで納得の滑りとなりました。

横井ゆは菜選手:
「終わる気持ちで来てたら、今日のような演技はできなかったと思うので、続けるつもりでここまで練習できてよかったかなと思います」

 試合後の引退セレモニーでは、思い出のプログラムをメドレーで披露。17年間のスケート生活に幕を下ろしました。

横井ゆは菜選手:
「今までたくさん応援ありがとうございました。どうやら私は引退したようなので、元スケーターとしてスケートの魅力を伝えられたらいいかなと思っています。ありがとうございました」