布の上に糸で絵を描く「タフティング」。体験の様子がSNS映えすると、若者たちを中心に人気を集めています。

 名古屋市北区の生花店「TAIYO FLOWER」。

 その一角で、布に銃のようなものを向けています。

【動画で見る】糸を打ち込んでラグマット作る…2年程前に日本に上陸『タフティング』ワークショップ体験が“映える”と人気に

オーナー:
「毛糸をバーッと打ち込んでいって、ラグマットを完成させるものです」

 木枠に張った布に専用の機械で糸を打ち込み、ラグマットなどを作る「タフティング」です。

 昔からある織物の技法ですが、カラフルな毛糸でオリジナルのラグマットを製作でき、しかも体験の様子がSNS映えすると、アメリカ西海岸を中心に流行しています。

 日本には2年ほど前に上陸し、ワークショップでの体験が若者を中心に人気となっています。この店舗は、花や植物に囲まれて体験できるため「より映える」と話題になっています。

20代女性:
「インスタグラムとかで見ていて、こんなの自分で作れるんだって知らなかったので、やってみたいと思って来ました」

 2人の若者が体験に訪れていました。

 デザインは簡単。木枠に張られた専用の布に、プロジェクターで下絵を投影し、なぞるだけです。

 その下絵に沿って「タフティングガン」と呼ばれる専用の機械で、糸を打ち込んでいきます。打ち込む角度やリズムが出来栄えに影響するとあって、2人とも真剣です。

 最初はおぼつかない様子でガンを握っていましたが、徐々にコツがつかめてきたようです。約2時間かけ、色とりどりの具材がのった「ピザ」に、白い花のラグマットが完成しました。

20代女性:
「結構難しかったんですけど、こっち側から見てみると意外にできているなと思って」

 名古屋でも体験できる場所が増えてきているという、タフティング。オーナーは、「子供から高齢者まで、一緒に和やかな雰囲気でラグマットを作って、思い出を残してほしい」と話しています。