三重県津市の津偕楽公園(つかいらくこうえん)には、江戸時代初頭にこの地を治めた藤堂高虎(とうどう・たかとら)にまつわる燈籠や、地元の偉人の石碑があります。

 藤堂高虎は築城の天才と言われ、和歌山城や世界遺産に登録されている二条城など、その類まれなる技術で数々の城造りに携わりました。

 戦でも数々の武功をあげ、徳川家康の側近として大活躍。異能の武将として、全国にその名が知れ渡った人物です。

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 藤堂高虎の庭であり、鷹狩をした場所とされる津偕楽公園。見どころのひとつが龍燈籠です。藤堂高虎が朝鮮へ出兵した際、持ち帰ったものと言われています。

柱の部分が龍になった、変わったデザインの燈籠です。

 公園には他にも、伊勢新聞の創始者・松本宗一氏の碑や…。

 江戸時代の鍼灸師で鍼の施術法の一つである管鍼法の創始者・杉山総検校の碑など、10の記念碑もあります。

 津偕楽公園は、歴史スポットであり、市民の憩いの場でもある場所です。

2023年1月24日放送