愛知県豊橋市では、2日から3日にかけての豪雨で1人が亡くなるなど大きな被害が出ました。市はふるさと納税を活用した支援を呼びかけていて、既に多くの支援が寄せられています。

 2日に2度にわたって線状降水帯が発生した愛知県東部。冠水により多くの車が水没し、農業用ハウスにも被害が出ました。

 豊橋市では、農地に水没した軽乗用車から61歳の男性が発見され死亡が確認されるなど、被害が相次ぎました。

 こうした中で豊橋市が始めたのが、ふるさと納税を通じた災害復興のための寄付金の募集です。

【動画で見る】水没した車にいた男性1人が死亡…豪雨で大きな被害出た愛知県豊橋市『ふるさと納税』活用し支援を呼びかけ

豊橋市財政課の担当者:
「今多くの方がふるさと納税をご活用されているかと思います。広く早く豊橋市の災害の状況を知っていただいて、ご支援を呼びかけられるのではないかということで、今回活用させていただきました」

 市が把握しているだけでも、住宅262棟で浸水被害があった豊橋市。

 募集は6月5日から「ふるさとチョイス」のサイトで始まっていて、2000円から寄付が可能です。返礼品はありませんが、寄付の額に応じ税金の控除が受けられます。

 豊橋市としては初めての取り組みで、開始から4日で既に60件、88万円の寄付がありました。

豊橋市財政課の担当者:
「立ち上げて4日でこれほどの件数・金額をご支援いただけるというのは、本当にありがたいことだと思っております」

市民:
「2000円だったら誰でも出せる額なので手軽だと思います」

別の市民
「協力し合うというか、そういったのでみなさんが募るのは素敵だと思います」

 寄付は2023年12月28日まで受け付けています。