2023年6月、名古屋市中区に国産小麦で作った“麦そば”の専門店「中華そば 麦の星」がオープンしました。ミシュランの一つ星を獲得した愛知県豊川市のラーメン店で修業した店主が作り出した塩ラーメンと醤油ラーメンが看板商品です。

 2023年6月16日に、名古屋市中区葵1丁目にオープンした「中華そば 麦の星」。

「心と身体に優しいラーメン」をと、国産の昆布や煮干しから抽出しただしに、全国各地の高品質な国産小麦を5種類配合した自家製の麺「麦そば」を、メニューそれぞれの素材やスープの味をより活かせるよう使い分けて提供しています。

【動画で見る】国産小麦で作った“麦そば専門店”…名古屋・新栄にオープン『中華そば 麦の星』看板商品は「塩」と「醤油」

 スープは、伝統的な製法でだしを製造している静岡県の「西尾商店」の煮干しを使って抽出しただしを使っていて、麺の味を引き立てています。


 看板商品の1つは「中華そば(塩)」です。

 透明感のあるやさしい塩味のスープが、コシのあるストレート麺によく絡み、しっかりとスープの味を楽しむことができます。

 もうひとつの看板商品が「中華そば(醤油)」です。

 全粒粉が練り込まれた水分が多めの麺はツルツルとした食感で、昔ながらの懐かしい醤油ラーメンです。

「塩」も「醤油」も具材は同じで、自家製のレアロースとバラの焼豚に、水分を逃がさない特別なオーブンで調理したエリンギやミニトマト、ブロッコリーなど彩り豊かな野菜が添えられています。

 店長の小野貴裕さんはミシュランの一つ星を獲得し、2019年に閉店した「ガチ麺(そば)道場」の店主・上野信弘さんから、レシピや麺の製法などを受け継いでこの店をオープンしました。

 店内にはカウンター席が10席、奥にテーブル席が3卓10席あり、清潔感のある落ち着いた空間が広がっています。

 店の奥には「製麺室」があり、特注の小麦粉を使って毎日この部屋で麺が作られていますが、製麺機は「ガチ麺道場」の上野さんから譲り受けたものです。

 他にもメニューがあり、2種類の焼豚・味玉・ばら海苔・ほうれん草といった具材がセットになった「特製中華そば(塩か醤油)」や、追加で注文できる味が付いた替え玉の「追いそば」もあります。

 追いそばは塩味と醤油味の2種類がありますが麺のタイプは日替わりで、よく混ぜてまずはそのままで、その後は残ったスープに入れて2度楽しめるメニューです。

 この日の追いそばは、きな粉を練り込んだ平たい麺でした。

 7月と8月には新しいメニューも予定されていて、店長の小野さんは「生産者の皆さんが丹精込めて作った食材を、我々が受け継いで丁寧にお客様に提供したい」と話しています。

「中華そば 麦の星」は、名古屋市営地下鉄・東山線新栄町駅から徒歩3分の場所にあります。

<メニュー>

【中華そば(塩)】950円
【特製中華そば(塩)】1250円
【中華そば(醤油)】950円
【特製中華そば(醤油)】1250円
【冷香麺(れいこうめん)】1150円(7月より販売)
【冷香麺+追いめし付き】1250円(7月より販売)
【極太手揉み肉そば】1150円(8月より販売)
【特製極太手揉み肉そば】1450円(8月より販売)
【追いそば (塩・醤油)】+350円(追加購入限定メニュー)

トッピング
【焼豚】+250円
【味玉】+150円

サイドメニュー
【ごはん】200円
【肉めし】350円
【特選いわし削りの味玉ごはん】300円

ドリンク
【プレミアムモルツ ビンビール中瓶】600円
【オールフリー ノンアルコールビール】450円
【ウーロン茶】200円

※2023年6月15日時点の情報です。