
4年ぶりの「制限のない夏」は、大人も子供も思い思いに夏を満喫しています。“サウナ”に“キャンプ”まで、愛知県常滑市でイマドキのビーチの楽しみ方をウォッチしました。
■空港近くのビーチに大勢の人…いきなり出会ったのはトレーニングする“人命救助”が仕事の男性

中部国際空港のすぐ近く、愛知県常滑市の「りんくうビーチ」。
【動画で見る】行動制限が解除され“変化”も…イマドキの人気ビーチで過ごす4年ぶりの制限ない夏 楽しみ方が「無限大」に

この日は朝早くから、大勢の人が海水浴を楽しんでいました。

午前10時。にぎやかな海辺を離れ、1人で泳ぐ男性の姿がありました。

愛知県東浦町の公務員の男性(28)
「泳ぎの練習をしていました。“水上安全法”というのがありまして、(講習を)受けるためにある程度の泳力がないとダメなので」

男性は人命救助に関わる仕事をしていて、水難事故から命を救う講習を受けるため、夜勤明けで練習にやってきました。
愛知県東浦町の公務員の男性(28):
「(Q.夜勤明けで体力は?)全然まだ大丈夫です。クロールで最低500メートルは泳げるようにとか、立ち泳ぎで2~3分程度泳げていないとダメというのがあるので。海でやっている」

大切な命を守るため、さらなるスキルアップを目指します。
■「幸せです」コロナ明け久しぶりの海を満喫する2人の女性

午後0時。ランチを楽しむ人看護師の女性2人がいました。
名古屋市北区の看護師の女性(23):
「(去年、一昨年は)来られなかったね。コロナだったし」
一緒に訪れた名古屋市北区の看護師の女性(22):
「病院のルール的な、お知らせみたいなので。旅行も国外は絶対ダメだった」
看護師の女性(23):
「(海は)久しぶりだよね。コロナ禍になってから」
一緒に訪れた看護師の女性(22):
「3年ぶりくらい?幸せです。日光を感じられて」

我慢した分、思いっきり海を満喫します。
■猛暑の中さらに暑さ求め「ビーチサウナ」楽しむ人も

2023年の夏は猛暑日が続き、この日も午前中に30度を超え、早くも帰る人もちらほらと。

男性:
「焼け死にしちゃいそうですね、しんどいです」
別の男性:
「熱中症対策で、早めの行動で。9時前から今まで、3時間あるかないかくらいで、満喫しました」
そんななか、さらなる暑さを求めてやってくる「強者たち」がいました。
男性客:
「これ入れますか?」
係員:
「もう入れます」

水着姿のまま小屋の中へ…。

男性客:
「やっべ!あっち!あ~これいいね!」
ここは、海を見ながら楽しめる「ビーチサウナ」です。

男性客:
「(サウナストーンに水かけて)あ~、これはヤバい!アッツ!素晴らしいね…」

別の男性客:
「来てよかったです」
そして、サウナの後はもちろん、海へ!

男性客:
「気持ちいい!最高ですもう…。これはやばい!は~最高!」
熱々の体を冷やすのは、“水風呂”ならぬ“海風呂”。すっかり“ととのった”ようです。

彼らは不動産会社に勤めるサラリーマンです。
名古屋市西区の不動産会社勤務の男性(44):
「大きな買い物をしていただくので、当然いろんな部分で気を張ることが多いので、大変ですね。こういうところ来ると、スッキリする」
月に1度の「サ活」でサウナをめぐり、心も体もスッキリです。

一緒に訪れた男性客:
「これのために生きています。全部無になります。おじいちゃんになるまでやろうと思っています」
■夕日を背に撮影をするフィリピン人女性

午後6時30分。フィリピン出身の4人組がいました。

夕焼けをバックにかわいいドレスを身にまとい、写真撮影。

撮影していた愛知県安城市の女子学生(16)
「18歳の誕生日に、フィリピンの“デブー”というのがあって、そのための動画を撮ったりする」
「デブー」とは、フィリピンで女性の18歳の誕生日を祝う、日本の「成人式」のようなものです。

この日は、式で流す映像の“前撮り”に来ていました。

撮影してもらっていた女性は翌日、誕生日を迎えます。

撮影してもらっていた愛知県安城市の女子学生(17):
「I’m shy(恥ずかしい)」
■夜に終わらない「ビーチの1日」 海キャンプを楽しむ家族

午後7時30分。日が沈んでも、ビーチの1日は終わりません。

ビーチでキャンプを楽しむ人たちがいました。

三重県四日市市から来た夫婦がいました。
三重県四日市市の会社員の男性(33):
「海には入っていないです。今まで山しか行っていなかったので、海辺も行ってみたいなと思って今回来てみました。いいですね、結構。やっぱり夏なので、花火をしている方もいっぱいいますし」

愛知県豊田市から来た家族は海キャンプの常連です。

愛知県豊田市から来た男の子(9):
「楽しい!キャンプは夏休みに、ほとんど毎年、福井に行っている」
一緒に訪れた男性(43):
「福井のビーチがあるんですけど、そこが毎年、海もきれいなので、行っています」

一緒に訪れた男性(43):
「(ここは)3回目くらいです。山より海の方に行きます。海だと1日泳げますし、(海の中を)見ながら魚とかカニとか」
■「初めての海」「毎日泳ぐ海」…“無限大”のビーチの楽しみ方

1歳で初めて海を訪れた女の子がいました。お父さんが恐る恐る波打ち際に立たせると…。
名古屋市南区の会社員の男性(33):
「大丈夫かな…?」

女の子は泣き出してしまいました。

名古屋市南区の会社員の男性(33):
「親の真似をするので、それがまたかわいいです。最近だと自分で靴はいてみたり、ズボンを自分で履くようになったりとか、そういった小さなことでも成長しているのかなと感じます」

健康維持のため、毎日泳ぎに来ているという男性もいました。
愛知県常滑市の男性(74):
「毎日ここに来て、健康のために長距離をできるだけ泳いでいます。泳ぐと夜はぐっすり眠れるし、リズムがいいんですよ。(この後は)もうぐっすり眠るだけ、何もない(笑)。いいじゃん!人生それだよ!これほど幸せなことはないよ!」

楽しみ方は“無限大”。にぎわいを取り戻したビーチに今日も歓声がひびきます。
2023年8月1日放送