名古屋市で中区と熱田区の2店舗を展開している「鯱輪(しゃちりん)」は、激辛のラーメンやまぜそばが人気の店で、新たな「名古屋名物」になりそうと関心が集まっています。

 2023年8月24日、取材に伺ったのは「名古屋辛麺 鯱輪」の熱田店です。地下鉄「伝馬町駅」から徒歩5分のところにあります。

 店では、台湾まぜそばや台湾ラーメンを辛くアレンジしたメニューを食べることができます。

 熱田店は、入口の階段も店内の机もいすも、そしてスタッフのユニフォームも真っ赤に染まっています。

【動画で見る】激辛ラーメンやまぜそばが人気…名古屋市内で2店舗展開の『名古屋辛麺 鯱輪』辛味だけでなく旨味たっぷり

 この日は、人気の「旨辛赤まぜそば」を注文しました。

 辛さは1辛あたり3グラムのレッドペッパーで調整し、1辛から5辛までを選ぶことができます。

 唐辛子をたっぷり入れたスープに、太麺をよくかき混ぜて、もやし、ネギ、ニラ、ミンチのひき肉を盛り付け、最後に甘口の唐辛子をかけてにんにくを添え、卵黄を乗せて完成です。

 5辛はかなり辛いですが、卵黄や具材を混ぜて食べると3種類の唐辛子を使っているため、辛味だけではなく、スープのコクなどのうまみも感じることができ、クセになる味です。

 SNSでも「辛い」「うまい」「パンチがある」「台湾まぜそばが好きな人にはおすすめ」といった投稿があって高い評価で、男性だけでなく女性にも人気の1品だといいます。

 週に3-4回通っているという常連の男性客は「元々と辛いのが好きで通い始めたが、にんにくもガッツリ入っていて、うま味があってシンプルにおいしい」と話していました。

 鯱輪は愛知県内には名古屋市中区、熱田区、岡崎市の3店舗、岡山県、宮崎県、富山県、2023年7月には京都府にもオープンし、3年半で7店舗となっていて、新しい名古屋名物になるのではないかと期待されています。