三河湾に面した愛知県西尾市の「東幡豆(ひがしはず)海岸」には、ボリビアの有名なウユニ塩湖のように映えるリフレクション写真が撮影できる「ハズニ塩湖」があり、名所のひとつになっています。

「ウユニ塩湖」とは、ボリビアにある広大な塩の大地で、雨季に降った雨がたまり、水面が鏡のように反射します。その美しい景色は、人生で一度は見たい「奇跡の絶景」と呼ばれています。

その「ウユニ塩湖」のような絶景が、西尾市の東幡豆海岸で撮影できると人気を呼んでいます。

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この東幡豆海岸の絶景「ハズニ塩湖」を発見し、名付け親でもあるのが、フォトグラファーの稲垣貴司さんです。

稲垣貴司さん:
「西尾市の東幡豆町で、そのハズとウユニ塩湖をかけて、ハズニ塩湖と(名付けた)」

稲垣さんはフォロワー数2.5万人のインスタグラマーです。幸田町で撮影した『本光寺のあじさい』や…。

常滑市熊野町で撮影した『常滑市の夕焼け』など、趣味でいろいろな風景写真をアップしています。

「ハズニ塩湖」の撮影にはテクニックが必要ということで、案内してもらいました。(海岸に立ち入る場合は東幡豆漁業組合の許可が必要)

稲垣さん:
「干潮というのが絶対条件なんですけど、ああいったところ(潮だまり)を狙って、向こうに見える前島をリフレクション(反射)させるんです」

稲垣さんは、地面に付きそうなほどのローアングルで構えて撮影しました。

撮れた写真はまさしく、ハズニ塩湖です。

沖合にある無人島、前島がしっかり反射して写っていました。

稲垣さんは、ハズニ塩湖の撮影ができるのは「干潮」「風速1メートル以下で波がない」「潮位が80センチ以下」の3つが絶対条件だといいます。

稲垣さん:
「東幡豆町を象徴する前島が写っているっていうのが好きなんですけど。そこに被写体を入れると、より良い写真になる」

西尾市で絶景が撮影できる自慢の名所です。

2023年7月18日放送