愛知県長久手市の「ジブリパーク」に、11月1日に新エリア『もののけの里』がオープンするのを前に、25日、メディアに先行公開されました。

 映画『もののけ姫』は、1997年に公開され大ヒットしました。

 25日、メディアに公開されたのは、映画で描かれる里山の風景をイメージした新エリア「もののけの里」です。

【動画で見る】ついに全貌が…ジブリパークに11/1オープンの新エリア『もののけの里』“タタラ場”では五平餅を作る体験

 エリア内は、主人公・アシタカの故郷「エミシの村」や「タタラ場」をもとに、日本古来の里山的な情景をイメージしています。

 一際目を引くのが、色鮮やかなタイルや白い石で毛並みが表現された、映画に登場するイノシシの神「乙事主」です。

 高さ3.4mの乙事主の背中は「滑り台」になっていて、小学生以下限定で遊ぶことができます。

 乙事主の隣には、カラフルなタイルで装飾された「タタリ神」のオブジェも。コンクリート製のゴツゴツとした見た目から、荒ぶる神様の力強い様子が伝わってきます。

 海外の観光アドバイザーが内覧会に参加していました。

フランス人の海外観光アドバイザー:
「『もののけ姫』はフランスで爆発のようにみんな見たんですよね。たぶんみんな、このエリアを見るのは大変ワクワクしていると思います。ジブリパークに行きたくて愛知に来て、そこから愛知を知るきっかけになると強く思っています」

 映画に登場する、製鉄所をモチーフに作られた体験学習施設「タタラ場」もあります。

 作中では火を使って武器の材料となる鉄を作り出しますが、ジブリパークのタタラ場では、東海地方の郷土料理「五平餅」を作る体験ができます。

 選べる味は、くるみみそ、しょうゆ、さらにナポリタンまであります。

 パークの別のエリアを訪れていた来園者からも、新エリアに期待の声が聞かれました。

長崎からの来園者:
「また行ってみたいなとすごく思ってます。また来てみたいなって」

沖縄からの来園者:
「めちゃくちゃ期待しているので、期待を上回ってくれると信じているので。なりきって、(登場人物の)『サン』のように過ごしたいと思います」

 新エリア「もののけの里」は11月1日にオープンします。