11月の第4金曜日、24日はブラックフライデー当日です。ブラックフライデーのセールはいつの間にか日本に浸透しています。

女子大学生:
「ブラックフライデーと聞くと、行きたいって思っちゃう。安いし、いいものがいっぱいあるイメージがあります」

60代女性:
「今年初めて、そんな日があったんだと知りました。そしたら夫にばかにされて『何年も前からあるよ』と言われました」

 日本でもお馴染みとなった「ブラックフライデー」。24日からは「Amazonブラックフライデー」が始まり、人気の商品から日用品まで100万種類以上の商品がセールの対象となります。

 物価高で苦しむ家計を応援しようと、ネットスーパー「Amazonフレッシュ」で対象の食料品などが最大50%オフとなります。

 洋菓子の不二家では26日までの3日間、黒にちなんだ真っ黒なミルキーロールや真っ黒なモンブラン、真っ黒なマカロンを限定販売しています。

【動画で見る】不二家の限定商品は初日分完売の店も…日本にも浸透『ブラックフライデー』本場のAmazonは対象100万種類以上

 24日分は、わずか30分程で売り切れたということです。

女性客:
「期間限定のものをどうしても孫たちがほしくて。(並ぶのは)今日は9時半からと思って、でも9時かなと思ったらもう無理だった。ずーっと並んでいてあっちまで、買えないなと」

名古屋三越営業本部の担当者:
「たくさんのお客さまにお並びいただきまして、おかげさまで開店直後には本日分の商品は全て完売しました」

 もともとはアメリカで始まった「ブラックフライデー」。日本でもイオンの店頭には「ブラック」にちなんだハンバーガーやカップ麺が並び、イトーヨーカドーは「96円」の商品が販売されるなど、商戦は盛り上がる一方です。

 日本に浸透した理由を専門家に聞きました。

日経BP総合研究所の品田英雄さん:
「年末、クリスマス、歳末セールがありますけど、それを早く仕掛けることができるといいなと思っていて、それをできるだけ平準化する、山を広くした方が売るチャンスが増えると流通の方々は考えていると思います。店頭とネットで連動して新しいものを売るという風に業界を上げて力を合わせるととてもうまくいくので、(ブラックフライデーは)大きな可能性があるんじゃないかなと個人的には思っています」