中日ドラゴンズに入団が決まった中田翔選手が6日、記者会見し意気込みを語りました。貧打に悩んだドラゴンズの救世主になるのでしょうか。

 6日午前11時半、青いネクタイで記者会見に臨んだのは、中日ドラゴンズに入団が決まった中田翔選手です。

中田選手:
「自分の中で何かこう火がつくようなものもありました。このチームでやりたいというように、色々考えた中で素直に思えたので」

 中田選手は、大阪桐蔭高校から2008年に日本ハムに入団。

【動画で見る】名古屋の街は「バスレーンびっくりした」中日・中田翔が入団会見 決め手は「火がつくようなものあった」

 通算303ホームラン、1062打点、打点王を三度獲得するなど、右の長距離砲として活躍。

 2年前、シーズン途中に巨人へ移籍しましたが、来シーズンは定位置が確約されず、出場機会を求めて複数年契約を解除していました。

 ドラゴンズで狙うのは…。

中田選手:
「やっぱり一番は打点です。打点というのは全てにおいて、犠牲になってくれる選手もいるわけですし、打点に関しての気持ちが強いですね」

 背番号は、落合博満さんや井端弘和日本代表監督らがつけた「6」です。

 中田選手に名古屋の街の印象も聞いてみました。

中田選手:
「バスレーンはちょっとびっくりしました。バスに乗る機会はないんですけども、気を付けて運転しようと思いました」

 中田選手には、立浪監督も大きな期待を寄せています。

立浪監督:
「普通にやれば、ドラゴンズを勝利に導いてくれる選手だと思っています」

 柳裕也投手は、期待の大砲の入団に早速がっちり肩を組んだ写真をSNSにアップしていました。

 若手選手を飲みに誘っている涌井投手は先日「僕の食費の負担も減る」話していました。

中田選手:
「全面的に協力しようかなと思っています」

 中田選手の入団について、ドラゴンズファンも期待しています。

ファン:
「すぐホームランにしちゃうイメージがあるので、来てくれて嬉しいなって思います。頼れる4番バッターになってくれればいいかなと」

別のファン:
「期待しかないですね。他の選手にも相乗効果があるのかなという感じがしています」

また別のファン:
「(今シーズンは)寂しい感じになって終わってしまったので、来季に期待して、『A.R.E.』になるといいですよね」

 高まる期待に中田選手は…。

中田選手:
「やっぱり頂点というか。勝たなければ、正直(野球を)やっていても楽しくないので。そこを目指して一生懸命やっていきたいなと思います。1日でも早く認めてもらえるように、また中日ドラゴンズの一員に1日でも早くなれるように、僕は全力でやるだけなので、応援してくれたらありがたいなと思います」