2023年4月、名古屋でメジャーリーガーの大谷翔平選手がサインした切り株が話題になりました。名古屋城に期間限定で展示され、連日行列ができる人気でしたが、いまどうなったのかを追いました。

 名古屋城に展示されたその切り株は、大谷選手の故郷・岩手県奥州市で伐採された松で、2023年3月に侍ジャパンが壮行試合で名古屋を訪れた際、サインを依頼しました。

 6月まで展示されていましたが、その後どうなったのか、市の職員に聞きました。

【動画で見る】特別展示では連日行列…名古屋城にあった『大谷翔平サイン入り切り株』どうなった 行方を追うと意外な場所に

市の担当者:
「名古屋城内ではなくてちょっと離れた場所になるんですけれども」

 今もあるということで、案内してもらいました。

 正門から200m程離れた建物の中にありました。

 ここは「階段体験館」といって、名古屋城の木造天守復元にあたり、当時の階段を体験できる施設です。

 大谷選手がサインした切り株より上の部分を3階の床を支える梁として使用する予定だといいます。

 切り株は復元で使う松の見本としてこの施設で4年前から展示されていましたが、名古屋城での特別展示を終えて、7月に戻ってきたということです。

 この施設は毎週日曜のみのオープンですが、入場は無料です。

 名古屋城での特別展示には15分待ちの行列ができましたが、現在は1日30人程が見学に訪れているということです。

2023年12月22日放送