名古屋市緑区の中華料理店で「炎を上げて燃える黒いチャーハン」が話題となっています。

 緑区にある、中華料理の「赤壁(レッドクリフ)」。

 この店で提供されているのが、炎を上げて燃える、真っ黒なチャーハンです。

 上から見ると穴が開いていて、まるで練炭のようです。

【動画で見る】中華料理『赤壁』の名物…炎上げて燃える“イカ墨の練炭チャーハン” レンゲを入れると絶妙なパラパラ加減に

 作り方は、卵とご飯にネギ・ピーマンなどの野菜を入れてパラパラのチャーハンに仕上げたところで、黒いイカ墨とイカを合わせたソースを加えて味を調えます。

 完成すると、まるで練炭のようなカタチになりました。開いている穴は開けているわけではなく、特注の器具にチャーハンを詰め、お米が潰れないように微妙な力加減で固め、それを熱い鉄板の上で外して練炭型にしています。

 レンゲを入れると、ホロっと崩れる絶妙なパラパラチャーハンです。

女性客:
「とても食べやすいです。おいしい」

男性客:
「面白いなと思って注文してみたんですけど、味はそんなに期待していなかったんですよ。おいしいです。思った以上においしいです」

赤壁の王さん:
「最初の頃は崩れたりしましたけど、チャーハンなのでパラパラする感じが大事なので、イカ墨の量が多かったらネバネバしますし、少なかったら色が付かないので、イカ墨の量を調整して今は毎回成功しています。『練炭グルメ』は中国で一時すごく流行りましたね。(練炭は)昔は冬を過ごすために、どこの家庭でも使っていたものなので。近年はどんどんなくなっているので、練炭を思い出すと懐かしいかなと思いまして、モチーフにして作りました」

 練炭チャーハンという名前ですが、使われているのはもちろん燃える墨ではなくイカ墨なので、食べると口の中が真っ黒になります。

 子供から大人まで盛り上がる「イカ墨の練炭炒飯」は、見ても楽しい、食べておいしい、そんな名物になりそうです。