2025年2月、名古屋市中区にオープンしたラーメン店「麺工房うしっし」は、オープンしたばかりですが、昼時には満席になるほど人気を呼んでいます。看板メニューは韓国のスープ「ソルロンタン」を使ったラーメンです。

■韓国の牛骨スープ「ソルロンタン」をアレンジしてラーメンに

 中区栄に2月14日にオープンしたラーメン店「麺工房うしっし」。

【動画で見る】「牛感」たっぷり…名古屋・栄『麺工房うしっし』の韓国のスープ使ったソルロンタンラーメン “味変注射器”には6種類の発酵調味料

看板メニューは「ソルロンタンラーメン」です。

ソルロンタンは、牛の足や頭の骨などを長時間煮込んだ韓国の牛骨スープで、この店では、アレンジしてラーメンにしています。

麺工房うしっしの鈴村琢磨店長:
「韓国のお味噌汁みたいなポジションの料理です。もっと牛感を濃くして、牛の脂もたっぷりきかせて、麺とマッチするラーメンにしました」

■乳白色のスープが最大の特徴で麺はストレートの細麺

 最大の特徴は、乳白色のスープです。国産牛の骨や肉などを4時間ほど煮込んだものに、希少部位「牛のチチカブ」から取れる脂を混ぜると、乳白色のスープに。

旨みが溶け出したスープができたところで、その上に豆乳を泡立ててのせます。じっくりと溶け出すことで、まろやかな味に。

麺はストレートのモチっとした細麺です。上にのせる牛肉は、固くならないように、直前に甘辛のタレにしゃぶしゃぶしてからトッピングします。

牛の旨みをたっぷりと感じられるラーメンです。

客ら:
「おいしいです。牛のすごい甘い味がする」
「初めての味です。不思議」
「まろやかで、牛の味がすごく出ている」

■“味変”や“お茶漬けメニュー”も

 この「うしっし」にはもう1つの特徴があります。お客さんをよく見ると、ラーメンに注射器のようなもので何かを入れています。

店長:
「味変の道具となっていまして、6種類の発酵調味料が入れてあります」

注射器の形をした容器の中には、キムチや生姜などの調味料が入っていて、スープと麺を入れたレンゲに入れると、味変ひと口ラーメンの出来上がりです。

客ら:
「味がガラッと変わってすごく楽しい」
「青トウガラシの味変がおいしい」

そして、ラーメン以外にも名古屋らしいメニューがあります。牛タン煮込み茶漬けは、ラーメンの汁を入れると、ひつまぶしのように楽しめるといいます。

店長:
「皆さんが想像つかないような牛のメニューを、これからも展開できればなと思っています」