愛知県豊田市のラーメン店『大三元麺工房(だいさんげんめんこうぼう)』で、大量のミンチがのった「台湾ラーメン」が人気となっています。台湾ラーメンといえば名古屋発祥ですが、現地のラーメンを参考にしたオリジナルのメニューです。

■麺が見えないほどのミンチ…客「お肉がドーンって。もう幸せ」

 豊田市に2025年2月にオープンした、行列のできるラーメン店「大三元麺工房」。

【動画で見る】ミンチどっさりの強烈ビジュアル…『大三元麺工房』の台湾ラーメン “名古屋”でなく現地のロウザオメンを意識

お客さんの目当ては、“ド迫力”の「台湾ラーメン」です。麺が見えないほど大量のミンチが上にのっていて、思わず写真に収めたくなります。

客ら:
「ミンチがいっぱいのっているので、結構迫力があります」
「ミンチがすごいですね」
「インパクトがすごい。お肉がドーンとのって。もう幸せです」

ミンチは大粒で、大きなニンニクも入っていて、圧巻のビジュアルです。溢れてもいいように丼も2重になっています。

■“名古屋の台湾ラーメン”じゃない!「本場」に近づけたラーメン そのお味は?

 なぜここまでモリモリにしたのでしょうか。店の人によると、「本場に近いスタイル」とのことですが、台湾ラーメンは“名古屋発祥”のものです。

大三元麺工房の王東波さん:
「台湾には肉燥麺(ロウザオメン)という肉モリモリのラーメンがある」

台湾には「ロウザオメン」というミンチがのったラーメンがあり、これをモチーフにしたといいます。

そのため、いわゆる“名古屋の台湾ラーメン”とは違い、味付けが甘めなことから、辛さを抑えた仕上がりにしているということです。

王東波さん:
「うちの台湾ラーメンはちょっと甘い」

客ら:
「辛すぎずちょうどいい」
「うまみの方が強いかなと思いました」

■本場の味を実現するため調味料にもこだわり…「麺を食べるのが難しい」と評判上々

 食材にもこだわっていて、ミンチに入れる調味料は、ほとんど台湾から仕入れています。

王東波さん:
「干しニンニクとか干しネギとか、香りも結構あるし、台湾料理の命になっています」

盛り付けも独特です。まずは、器にゆでたもやしを入れ、そこにもちっとした中太麺をのせます。

さらに、ゴロッとした粗めの台湾ミンチをドッサリのせたところで、最後に香り高い豚骨スープをヒタヒタになるまでかけて出来上がりです。

客ら:
「肉の量がすごいなと思って。麺を食べるのがなかなか難しいなと」
「ボリュームがなかなかすごいですね」

通常サイズでミンチの量は100グラムほどですが、1.5倍にミンチが増量できる大盛りも可能です。

王東波さん:
「今は昼しかやっていないから、今度は夜9時までやりたい。うまくいったら来年くらいに、もう1店舗やるつもりでいる」