
愛知県岡崎市の市場の敷地内にある「魚市場食堂 平の屋」は、“ガッツリ”の海鮮系メニューが人気の食堂で、午前6時の開店前から行列ができる人気店です。
■横浜から車で4時間かけて来た客も…コスパ抜群の海鮮食堂「平の屋」
徳川家康生誕の地として知られる愛知県岡崎市の、岡崎城から車で10分ほど離れた住宅街にある「岡崎魚市場」に、早朝から行列ができる飲食店「魚市場食堂 平の屋」があります。
【動画で見る】12種の刺身がついた一番人気の「刺盛定食 竹」は1650円…午前6時開店の“ガッツリ海鮮の店”「平野屋」早朝から行列ができる理由

「平の屋」は、“コスパがいい”と評判の海鮮グルメのお店で、お客さんもかなり高い満足度です。

女性客:
「魚がおいしい、魚の味がちゃんとしている」
別の女性客:
「通常ではこの値段では食べられないと思う」
神奈川県の横浜市から車で4時間かけて食べに来たという家族もいました。

神奈川県から来た家族の女性:
「大満足です、ムチャクチャおいしい。ボリュームがすごいあるし」
神奈川県から来た家族の男性:
「めちゃめちゃ(魚の)種類が多いのがすごくいい。何種類あったんだろう、わからないぐらい」
神奈川県から来た家族の子供:
「横浜にもあってほしい」
神奈川県から来た家族の男性:
「横浜にもこのお店ほしいね」
■刺身が12~15種類も…「竹」は1650円の刺盛定食
1番人気は、この道35年の店主、平野公二さんが捌く「お刺身盛り合わせ定食の『竹』」です。
ネタは日替わりで、この日はキハダマグロに、鳥取産のサワラ、脂が乗った厚切りのマカジキ、愛媛産のマダイ、高知産のカンパチ、サーモンに、プリプリ食感の北海ミズダコも加わります。

そして千葉産のタチウオに、クセが少なくうまみが強い貴重なニタリクジラ。
これだけでも9種類と十分ボリューミーですが、さらに富山産のホタルイカとホッキガイも加わりました。
駿河湾で採れた旬の桜エビに、ネギトロも付きました。

希少で絶品と評判の穴子の稚魚「ノレソレ」の合計14種類ですべてです。
本来刺身は12種類ですが、仕入れの状況次第で、2〜3種類がサービスで増えることも多いといいます。

これにあら汁の味噌汁と炊き込みご飯、漬物がついて、税込み1650円です。
■ご飯もおかわり1杯無料…「海鮮バラちらし」も「日替わり定食」も人気
刺身定食は、8種類以上乗った「梅」と、20種類以上の「松」もあります。

そして、ご飯のおかわりが一杯無料です。この日はアサリと桜エビとひじきの炊き込みご飯。

日替わりで鰻入りの日もあります。

また、炊き込みご飯の他にも、白米と酢めしから選べるとあり、至れり尽くせりで、わざわざ遠くから足を運ぶ人がいるのも納得です。
他にも、イクラ、ブリ、カンパチ、キンメダイなどがてんこ盛りの「海鮮バラちらし」や…。

お造りなど、おかずが2品付いた「日替わり定食」も人気です。

メニューは驚きの50種類以上です。
■夜勤明けで訪れるお客さんが多数…営業時間は午前6時から午後2時
魚市場内にある食堂で、ネタの新鮮さは折り紙付きですが、営業時間は朝6時から午後2時までとなっています。
店主の平野公二さん:
「仲買人さんが魚を買う前にご飯食べたいってところからスタートしているので」

市場で卸売りの仕事をする仲買人のためにできた食堂ということで、早朝から店を開けているといいます。

朝5時半にはすでに行列ができ、午前6時にオープンすると同時に、店内は一気に満席になりますが、お客さんは仲買人ばかりではありません。
男性客:
「夜勤あがりに友達に誘われて来ました」
女性客:
「仕事帰りです、運送業です、大型トラック」
別の男性客:
「みんな夜勤明けで、結構みんなに教えてあげてみんな来ていますね」
多くのお客さんが「夜勤あけ」です。

店主の平野さん:
「昔は仲買の人とか魚屋さんが多かったんですけど、時代の流れで夜勤明けの方がたまたまいいタイミングで来てくれるようになったので入れ替わった感じですね。全然予想してなかった、夜勤明けでガッツリ朝ごはん」
このお店がある西三河エリアは、24時間体制のトヨタ系の工場など、シフト勤務で働く人が多い地域です。夜勤明けの人たちが家に帰る前にしっかり食べたいと利用することが多くなったということです。
男性客:
「お腹いっぱい食べて寝られるので」
別の男性客:
「朝(ごはん)っていうか晩めしなので、食って寝るだけです」
2025年4月3日放送