新鮮でお値打ち、しかも安心。愛知県長久手市の産直施設「あぐりん村」は、開店前から行列ができるほどの人気スポットです。近隣農家が出荷する旬の野菜や果物が並び、生産者の顔が見える仕組みも支持を集めています。

■新鮮野菜が大人気
「あぐりん村」は80軒ほどの生産農家が出荷する地域最大の産直施設。店内には、およそ80種類の野菜が並びます。

【動画で見る】ほうれん草や柿など約80種類…開店前から行列できる産直施設 店長直伝の『簡単ふろふき大根』のレシピも公開

店長:
「近くに生産者が多くいらっしゃるので、鮮度のいいものが揃いやすい」

午前9時のオープン直後から店内は大盛況。あぐりん村が特にこだわっているのが“安心・安全”です。

店長:
「ハイファーマーという機械で、生産者の履歴照会ができる」

店内に設置された専用の機械に商品のバーコードをかざすと、生産農家の顔や農薬や肥料の使用状況などをワンタッチで確認することができます。

■おすすめは「ほうれん草」と「柿」
 品質に徹底的にこだわるあぐりん村。店長のおすすめの3品を教えてもらいました。

1つ目は、ほうれん草。しゃっきりとした食感が特徴で、ビタミンCや鉄分が豊富です。冬の日差しをたっぷり浴び、甘くて肉厚な葉に育ちました。

店長:
「今日採れた朝採れです」

葉に張りがあり、根元がはっきりとピンク色のものが、おいしい証しだといいます。

2つ目は、柿。約4個で200円ほどとお値打ちです。なめらかで濃厚な甘さが特徴で、鮮やかで濃いオレンジ色が完熟しているサインだそうです。

3つ目は、この時期に大活躍の大根。葉が付いているのは新鮮な証しです。収穫後すぐにしおれてしまうため、通常は葉を切り落として販売されることが多く、この状態は産直ならではです。

店長:
「水分量も非常に多く、糖度も高い」

■ふろふき大根レシピ
 この大根を使って、店長直伝のふろふき大根を作りました。材料(4人分)は、大根2分の1本、味噌大さじ2、砂糖大さじ1、昆布だし約750ミリリットル。

店長:
「昆布だしの方がいいと思います」

難しいかつらむきは不要。薄めに切って、表面に切り込みを入れることで火が通りやすくなります。

大根本来の旨味を引き立たせるため、昆布だしと白味噌を使うのがおすすめ。好みの濃さのタレになるよう煮汁を加え、大根にかければ完成です。

リポート:
「大根がやわらかい。出汁もよく染みていて、トロっとした食感と甘みも感じられます」

■お客さんの買い物体験
 ここで、お客さんにかごの中身を見せてもらい、購入した食材でどんな料理を作ったのかを聞きました。

客:
「1週間分のお野菜をまとめ買いしています。特にカブは甘さが全然違う。同じ値段で同じ味のものは(スーパーでは)買えない」

カブは甘酢漬けに。素材そのものの甘みやポリポリの食感に感動したといいます。

別の客:
「これはアスパラ菜です」

シャキシャキ食感と甘みが特徴のアスパラ菜はおひたしに。一緒に買った原木シイタケのソテーは、香りがとてもよかったそうです。

2025年12月8日放送