
愛知県の豊川用水では、水がめの宇連ダムの貯水率が5.3%となるなど、水不足が深刻となっています。雨が降らない「カラカラ天気」は、太平洋側の広い範囲で続いていて、スーパーの店頭に並ぶ野菜にも影響を与えています。
■ダムの底がむき出しに…節水を市民に呼びかけ
豊橋市や蒲郡市など5つの市に水を供給する豊川用水では、2026年に入ってからまとまった雨が降らず、水不足が続いています。
蒲郡市のスーパーでは6日、市の職員らがティッシュペーパーを配り、節水を呼びかけました。
【動画で見る】小ぶりなまま高騰が続く可能性…水不足の影響で葉物野菜が小型化 スーパーの売り場では“霧吹き”活用も

客ら:
「洗車はしないですし、最低限のことはやっているつもりなんですけど。(雨を)お祈りしたいぐらいです」
「食器はまとめて洗うとかですかね。結構こまめに洗っちゃうことが多かったので、気にしてみようと思います。本当に雨が降ってほしいですね」
豊川用水に水を供給する宇連ダムの6日0時現在の貯水率はわずか5.3%しかなく、水道用水は17%、工業・農業用水は30%の節水が行われています。
東三河地方の水がめはどうなっているのか。宇連ダムの様子が6日、報道陣に公開されました。

ダムを囲む山の斜面は土がむき出しとなっていて、水位が普段よりも低いことが分かります。さらに上流へ行くと、水が完全に干上がっているところもあります。
(リポート)
「宇連ダムの上流では水が少なく、石垣や階段が見えます」

雨が降らない影響で貯水が少なく、本来のダムの姿を失ってしまっています。
豊川用水総合管理所の副所長:
「(豊川水系では)常にキャベツなどを生産しております。普段より水分が少ないということかもしれませんが、少し小さくできていると聞いています。この状況がさらに続くことを非常に心配しております」
■水不足で野菜が「小型化」価格上昇の懸念も
春日井市のスーパー「エフ マルシェ」を訪れてみると、水分が欠かせないキャベツは1玉108円と割安ですが、水不足の影響で小型化しているといいます。
エフ マルシェの福丸明男社長:
「(キャベツは)この大きさの割にはだいぶ軽い、中が詰まっていないのかなと」

この時期、鍋などに欠かせない白菜も小ぶりになっているほか、葉物野菜はみずみずしさを補うため、霧吹きで水をかけて販売しています。
福丸社長:
「ホウレンソウは、市場から届いた時に結構しおれてしまっている。店頭でみずみずしさを戻すために霧吹きで水をかけたりして、水分を与えてちょっと復活させるみたいなことはやっております」

今のところ、価格は据え置いていますが、今後水不足が続くと、大きさが小さいまま価格が上がっていく可能性があるといいます。
客ら:
「白菜はとても小さいなと思います。キャベツも割と小さめかなと感じています」
「食費が物価高もあって上がっている中で、水不足もあると家計的に苦しくなるかなと」