物価高が続くなか、名古屋市中川区で650円ランチを続ける焼き鳥店があります。ボリューム満点でご飯大盛り無料。なぜこの価格が実現できるのか、激安の秘密を取材しました。

■激安ランチを続ける焼き鳥店

 名古屋市中川区、JR春田駅近くの住宅街にある、創業27年の「焼とり 大山」。地元・愛知の食材や味付けにこだわる店です。

【動画で見る】ご飯大盛り無料で650円…激安ランチを実現する焼き鳥店のウラ側 徹底したコストダウンで「まだまだ続ける」

看板メニューの焼き鳥は、柔らかくジューシーな愛知県産「錦爽鶏」を使用。赤味噌とネギをたっぷりかけた「名古屋風焼きとり」(2本528円)や、手作りの「つくね」(2本385円)など、全部で24種類が揃います。

一品料理も充実。鶏肉やつくね、野菜がたっぷり入った「湯豆腐」(495円)、「若どりの串カツ」(2本204円)、奥様お手製の「らっきょ」(286円)などが人気です。

■650円日替わりランチの人気ぶり

 ランチタイムは、開店直後からほぼ満席に。

客:
「一宮から」
別の客:
「安城の方から」

地元客だけでなく、市外から通うファンのお目当ても「お楽しみ日替わりランチ」(650円)です。 この日は、錦爽鶏の胸肉を使った揚げたてカツが4枚に、唐揚げが2つ。さらにご飯、サラダ、赤だしが付いて650円。しかもご飯は大盛り無料です。

日替わりは毎日2種類。この日は味噌おでんバージョンも登場。赤みそでじっくり煮込んだ揚げカツや鶏皮など5つの味が楽しめます。

客:
「これだけのボリュームは、他の店にはない」
別の客:
「おいしくて、財布に優しいです」

ランチは日替わり以外にも、奥三河鶏のもも肉を使った「ステーキ丼」(890円)や、「あんかけカレースパセット」(980円)なども人気です。

■激安価格を支える秘密

 なぜこれほどお値打ちに提供できるのでしょうか。

店主:
「店は自宅なので家賃がかからないし、夫婦でやっているので」

店舗兼住宅のため固定費を抑えられ、夫婦で店を切り盛りしているため、人件費も最小限に。さらに。

店主:
「お米は、親戚の農家さんから玄米でお値打ちに。それは大きいですね」

ランチに欠かせない米も、親戚から仕入れることでコストダウンを実現しています。

店主:
「自家製のらっきょう、はちみつレモン酢、柚子のジャム。シソから乾燥させて赤シソのふりかけを作り、ランチのご飯にのせたり。休みの日に作っています」

できるものはすべて手作り。タレや調味料、小鉢まで自家製にすることで、徹底的にコストを抑えています。

店主:
「650円はまだまだ続けるつもりでいます」

物価高の時代にあっても、地域に寄り添う価格と味を守り続ける焼き鳥店。その努力と工夫が、650円ランチを支えています。

2026年2月16日放送