
ブロッコリーが4月から、国が定める「指定野菜」に追加されます。新たな品目の追加は“52年ぶり”で、愛知の生産者からも歓迎の声が上がっています。
■購入量は3倍に…“欠かせない野菜”ブロッコリー
愛知県田原市のブロッコリー農家・加藤由貴夫さん(71)。3ヘクタールの畑で年間50トンを出荷していて、26日は、青々と育ったブロッコリーを包丁を使ってひとつひとつ丁寧に収穫していました。
【動画で見る】ブロッコリーを国が定める『指定野菜』に追加へ 生産者も歓迎の声

品種によって年中穫れるブロッコリー。愛知県では田原市や豊橋市などで生産が盛んで、10月下旬から6月頃にかけて収穫され、全国2位の出荷量を誇ります。
ブロッコリーを育てて40年の加藤さんですが、この春の収穫には特別な喜びが…。
ブロッコリー農家の加藤さん:
「ブロッコリー農家には願ってもないことですね。『指定野菜』になりますと、国からの援助があります。経済的にも安定するので、大きな意味がある」
ブロッコリーは4月から、消費量が多く国民生活に欠かせないと国が定める「指定野菜」に追加されます。
指定野菜はキャベツやトマトなどこれまで14品目で、新たな品目の追加は1974年のじゃがいも以来“52年ぶり”。

国は安定した供給のため、急に値段が下がったときに補助金を出すなど農家を支援します。
農水省によると、1990年からの30年で、ブロッコリーの1人当たりの購入量は3倍、出荷量は2倍に急増していて、まさに生活に欠かせない野菜になっています。

愛知が誇る、新たな国民的野菜。ブロッコリー農家の加藤さんは、「次の世代に向けても追い風になる」と言います。
加藤さん:
「後継者の育成など、いろんな意味で活性化されます。より若い人たちの就農が促進されるところに期待しています」
■不安は雨不足の影響「緑色も少し薄い感じが…」
喜びの一方、この春不安なのが「雨不足」の影響です。
加藤さん:
「雨が少ないと肥料成分を吸えないので、緑色も少し薄い感じがします」

加藤さんの知り合いの農家の畑では、1月から2月にかけて植え付けた春ブロッコリーに雨不足の影響が出ていると言います。
加藤さん:
「生育が少し緩慢ですね。これから5〜6月にかけての収穫時期がちょっとずれ込んで遅れる。価格にも少し影響があるのかなと思います」