コーヒーとのまさかの組み合わせ…500円で楽しめる“寿司モーニング”「儲け度外視」でも続けられる店の魅力

コーヒーと寿司という意外な組み合わせが話題の「寿司モーニング」。500円で楽しめる驚きのコスパと、元寿司店の技術が光る味わいで、地域に愛される個性派カフェとして注目されています。
■コスパ最強の寿司モーニング
愛知県豊橋市にある「寿司カフェ えん」。午前8時過ぎには店内はほぼ満席で、訪れているのはシニア層が中心です。多くの人のお目当ては、看板メニューの「寿司モーニング」。
【動画で見る】コーヒーとのまさかの組み合わせ…500円で楽しめる“寿司モーニング”「儲け度外視」でも続けられる店の魅力

この日は、自家製のマカロニサラダに、いなり寿司、甘めのだし巻き玉子、エビの握り、さらに赤だし付きで、コーヒー1杯の料金500円で楽しめます。
客:
「毎週来ています。朝にお米を食べると元気になる」
別の客:
「とってもおいしい。珍しくて、他にはないですね」
朝から寿司が味わえる珍しさもあり、県外から訪れる人も少なくありません。

客:
「チケットを買うとお得になるので、よく来ています」
10枚つづりのコーヒーチケットが4400円で販売される日もあり、利用すれば1回あたり440円で寿司モーニングを楽しめます。
■寿司カフェ誕生の理由
なぜコーヒーと寿司を組み合わせたのでしょうか。
店主:
「この辺りはモーニング文化が盛んで激戦区。個性を出すにはお寿司が一番と思いました」

東三河エリアは、一宮市や岐阜市と並ぶモーニング文化が深く根付いた地域。競争を勝ち抜くためには、インパクトのあるメニューが必要だったといいます。
さらに、もう一つの理由がありました。
店主:
「カフェをやる前は、近くで回転寿司の店をやっていました」
店主は以前、回転寿司店を経営。その経験で培ったノウハウや仕入れルートを生かし、「寿司モーニング」を考案しました。

しかし、経営は決して楽ではありません。
店主:
「普通のモーニングに比べると、寿司はコストがかかる。儲け度外視で提供しているのが現実です」
もともとギリギリの価格設定に加え、米の価格高騰もあり、お寿司モーニングはほとんど利益が出ていないといいます。

そんな店を支えているのが、地域の常連客です。この日も、近所の常連客が野菜を差し入れに訪れていました。
常連客:
「趣味で作っていて、たくさんできるので持ってきています」

店主:
「原価も考えないといけないので、本当に助かっています。お米やキャベツを持ってきてくださる方もいます」
農業が盛んな地域ならではの支え合い。もらった野菜は小鉢やサラダに活用され、寿司にかかるコストを補っています。
地域に支えられながら続く“寿司モーニング”。その温かい関係性もまた、この店の魅力となっています。
2026年3月30日放送

