オープンは月にわずか2回だけ…ランチ限定の『幻のラーメン店』行列必至の人気の理由と異色の営業スタイルに迫る

月にわずか2回、ランチ限定で営業する“幻のラーメン店”が名古屋にあります。和食の職人が手がける一杯は高級食材を使った本格派。行列必至の人気の理由と、異色の営業スタイルに迫りました。
■真鯛を使った極上ラーメン
名古屋市東区にある、月2回限定で営業するラーメン店「別邸 なかたけ縁(えにし)」。営業日には、開店前から行列ができる人気店です。
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“幻のラーメン”とも呼ばれるこの店のラーメンは月替わり。この日は、高級食材・真鯛を使った「桜鯛塩中華そば」(2400円)が提供されていました。
客:
「すごく優しい味で、とてもおいしいです」
別の客:
「普通のラーメンと違う。鯛の味がして、とてもおいしかったです」

三河湾で獲れた天然鯛を一度焼いてから3時間以上煮込んだ“鯛スープ”に、豚の背ガラでとった“清湯スープ”を合わせた、ダブルスープ。麺は、もち麦100パーセントのコシが強い太麺です。

さらに、三元豚のロースの自家製チャーシュー2枚と、炭火で焼いた真鯛をトッピング。仕上げに、焼いた真鯛とラードを合わせて煮出したオリジナルの鯛油をかけて完成です。
■もう一つの看板・醤油ラーメン
もう一つの看板メニューが「豚清湯醤油中華そば」(1800円)。
客:
「優しさもありつつ、しっかりと味が立っていておいしいです」

豚の清湯スープ、焼きあご、乾燥ポルチーニ、ドライトマトなどの出汁を合わせたスープは、旨味が凝縮されています。
麺は、愛知県産「きぬあかり」と「ゆめあかり」を合わせた小麦で作る細麺。歯切れのよさが特徴です。

三元豚を使ったチャーシューは3種類。醤油やみりんに2日間漬け込んだ藁焼きのチャーシュー、塩をなじませ低温で蒸した塩チャーシュー、さらにカツオ出汁で煮込んだ豚バラ角煮と、細部までこだわりが詰まっています。

スープ、麺、チャーシュー、その全てにこだわった究極の醤油ラーメンです。
メニューは毎月替わり、2025年は秋に国産松茸、冬に松葉ガニなど、旬の高級食材を使った一杯を提供しています。
■和食店がラーメンを出す理由
なぜ月に2回の営業なのでしょうか。
店主:
「うちはあくまで和食店ですので」
普段は日本料理店として営業。店主は和食一筋30年で、自ら仕入れた旬の食材を使った料理を提供しています。
この時季は、「山菜の天ぷら盛り合わせ」(2000円)や、富山のブランド「富士の赤豚」を使った「肩ロースの炭焼き」(3000円~)など、春を感じる料理が味わえます。

そんな本格的な日本料理店が、なぜ月に2回だけラーメンを提供しているのでしょうか。
店主:
「ラーメンが大好きで、半分以上自己満足でやっています。最近は、和食よりラーメンのことを考えているかもしれません」
ラーメンの食べ歩きが趣味という店主。和食のプロでありながら、ラーメンの道も極めたいと、自分が納得できる一杯を追求しています。

店主:
「和食は出汁が基本なので、そこを突き詰めていくと、ラーメンとも通じる部分があると思います」
日本料理で培った“出汁の技術”が、唯一無二のラーメンを生み出しています。
2026年4月27日放送

