大正創業で100年以上…朝5時から営業する老舗ベーカリー 昔ながらの味と営業時間が常連たちに愛される理由


 三重県四日市市に、朝5時から営業する老舗ベーカリーがあります。100年以上続く店には、通勤客や地元の常連が早朝から来店。昔ながらの味と変わらぬ営業時間が愛される理由に迫りました。

■100種類以上のパンが並ぶ老舗ベーカリー
 三重県四日市市の「近鉄富田駅」前にある、創業100年以上の老舗ベーカリー「リスドール」。大正時代に創業し、県内で最も古いベーカリーとも言われています。

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店内には、コッペパンをチョコでコーティングした「銀チョコ」(190円)や、「あんドーナツ」(170円)、「揚げパン」(130円)、「焼きそば卵ドッグ」(260円)など、どこか懐かしさを感じるパンがずらり。

客:
「コロッケパンにポテトサラダ、あとアンパン。菓子パンがおいしいです」
別の客:
「目の前で手作りしていて、味が他の店と全然違います。もう生活の一部です」

そのほかにも、「ミニバーガー」(170円)や、牛タンをレモンドレッシングで味付けした「タン塩レモン」(320円)など、約100種類のパンを販売。地元で長年愛されている人気店です。

■なぜ朝5時から営業
 この店の営業時間は、朝5時から夜7時まで。

店主:
「早いスタッフは、午前1時に出勤しています。なぜ朝5時からかは、ずっと昔からなので、その理由は分かりません」

店主が生まれる前から続く“朝5時開店”。あまりにも当たり前だったため、不思議に思ったことが一度もなかったといいます。

午前5時。開店と同時に次々と客が訪れます。

客:
「今から東京に行くので。朝早く出かけるときは、いつも寄っています」
別の客:
「いつも出勤前に来ています」

その後も客足は途絶えず、朝5時台から店内は大盛況。

スタッフの女性:
「5時台はお客さんが多い。皆さん5時から営業していることを知っているから」

■通勤客に支えられる駅前のベーカリー
 なぜ、こんな朝早くからパンを買いに来るのでしょうか。

客:
「名古屋行きの始発の前に、パンだけ買っておこうと思って。助かります」
別の客:
「ガードマンの仕事に行く途中です。ここはいつも早く開いているので」

四日市は名古屋の通勤圏。早朝の電車で通勤する人も多く、長年、駅近くに24時間営業のコンビニがなかったこともあり、朝食用のパンを購入してから電車に乗る人が多かったといいます。

10年ほど前に、店から徒歩10分のところにコンビニができましたが、客足はほとんど変わらなかったそうです。

スタッフの女性:
「うちのパンを食べているお客さんが、『コンビニのパンは食べられない』と言ってくださるので、ありがたいです」

100年以上変わらぬ味と早朝営業が、今も地域の人たちの暮らしを支えています。

2026年4月27日放送

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