この先約1年半 天守閣入れず…岐阜城が耐震工事のため長期休館 客数減少は「かなりのダメージ」も切り札「夜景」でカバーへ

岐阜市のシンボル・岐阜城が、耐震工事のため5月19日から長期休館に入りました。観光客の減少が懸念されますが、ロープウェーの夜間営業を拡大するなどしてカバーしていきたいとしています。
■2027年秋まで休館 リニューアル後は「織田信長公の部屋」も?
岐阜市の金華山山頂にそびえ立つ岐阜城。織田信長が天下統一の足がかりにしたことでも知られ、「日本100名城」にも選ばれている市の観光の目玉ですが、天守閣の耐震補強工事のため休館に。5月19日から約1年半、天守閣の中には入れません。
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19日、そうとは知らず訪れた観光客の姿がありました。
青森から来た人:
「今日からなんですよね、残念です。城の中から濃尾平野を見渡したかった」
京都から来た人:
「今朝5時過ぎに出て、モーニングを食べて(スマホを)見ていたら『今日から休館』とあって。これも記念になるかなと思っています」
市によると、リニューアルオープンは2027年11月の予定で、工事には新たな展示などの費用を含めおよそ11億円を見込んでいます。
1階には大きな絵巻ができる予定で、スマートフォンのアプリをかざすと絵巻が動きだす仕掛けも用意されます。

4階には織田信長公の部屋を再現し、信長公の気分で城の下に広がる景色を一望することができるということです。
■落ち込みをどうカバー?城下町にも影響が
休館中も、ぎふ金華山ロープウェーやリス村など、山頂の周辺の施設は営業を続けるといいますが、来場者数の減少を危惧しています。
ぎふ金華山ロープウェーの担当者:
「歴史観光という意味ではかなりのダメージがあると思われます。来場者数が4割ぐらい下がるんじゃないかなと見込んでおります」

そんなロープウェーの切り札は「夜景」です。夏休みなどの行楽シーズンには、金華山山頂のナイター営業を2025年より40日増やすなどして、カバーしていきたいとしています。
影響は、城下町にも及んでいます。岐阜城ふもとの公園に、2025年4月にオープンした「岐阜城楽市」。飲食や土産物など11の店が並び、城目当てに訪れた人たちが一息つけるスポットでもあります。

五平餅が人気の店からは、観光需要の落ち込みを懸念する声が聞かれました。
店員:
「岐阜城をメインに見に来られる方がほとんどだと思うので、お客さんの数が減るのではないかと不安に思っています」
一方、他の店からは…。
別の店員:
「長年ここでやってきて、今回みたいな長い期間(の休館)はないんですけど、度々そういったこと(改修など)はあった。きれいになるお城が楽しみになっていいかなと思う」
2027年11月のリニューアルオープンまでの営業について、岐阜城楽市の担当者は「行政とも連携し、観光客を呼び込むイベントなどを企画したい」としています。

