愛知と三重に線状降水帯の恐れも…『台風6号』3日明け方にも東海3県に最接近へ 進路が似る3年前は愛知で大きな被害
台風6号は、3日明け方にも東海3県に最接近する見込みです。愛知と三重では、大雨による災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。すでに交通への影響や倒木被害も確認されています。
気象台によりますと、台風6号は東海3県に3日明け方から昼前にかけて最も接近し、土砂災害や暴風など厳重な警戒が必要です。
台風の最接近を前に、津市と中部国際空港を結ぶ高速船では、2日午後4時以降の便が欠航となりました。
三重南部熊野市の松崎港では、漁船を陸に引き上げるなどして台風に備えた早めの対策を行っていました。
すでに被害も出ていて、漁港につながる一本道では、崖から倒れてきた木が道を塞いでいました。
漁港を映したカメラの映像には、風が吹きつけて草木が揺れる中、木が突然漁船の上に倒れてくる様子が写されていました。その弾みで、漁船が上下に揺れている様子も確認できます。
被害にあった漁師:
「びっくりしました。今まではなかったです」
警察や市の担当者らが現場に駆け付け対応を協議しましたが、撤去のメドは立っていません。
今後の雨にも警戒が必要です。3日正午までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで三重県で350ミリ、愛知県で250ミリなどの予想となっています。
実は今回の台風、3年前の6月に東海3県に大雨の災害をもたらした台風2号と進路が似ています。
3年前の6月2日、東三河を中心に線状降水帯が発生。愛知県豊川市では床上・床下の浸水被害が500棟以上あり、車およそ1500台が水没しました。
地域には、当時の被害を伝えるため、浸水した高さ1m30cmを示す看板があります。設置をしたのは、豊川市桜町で地域の防災について考える自治会のメンバーです。
豊川市桜町連区の鈴川さん:
「命・財産を守るのは、個々の判断が高まることを希望しています」
さらに自治会では、河川の水位などを確認できるカメラ設置を行政に訴え、桜町では新たに6台のカメラが設置されました。このカメラで5分おきに写真が撮影され、豊川市のホームページから誰でもアクセスでき、避難に役立ててほしいと話します。
地方気象台は2日午後1時すぎ、愛知と三重で線状降水帯が発生して大雨による災害の危険度が急激に高まる可能性があると発表しました。三重では2日夜遅くから3日朝にかけて、愛知では3日未明から朝にかけて、厳重な警戒が必要です。

