突然身に覚えない“小型カメラ”が…強盗や窃盗などの『下見』の段階で犯罪を食い止められるのか 警察に聞いた予防策


 自宅のカーポートに見慣れない“黒い物体”が…。岐阜県の男性が見つけたのは、不審な小型カメラでした。強盗や窃盗などの犯罪のための「下見」とみられています。

■「なんでうちが…」カーポートの上に“黒い物体”

 栃木県で3人が死傷した闇バイトの男による強盗殺人事件では、度々「下見」とみられる不審な人物が現場で目撃されていました。

犯人らの「下見」の段階で、犯罪を食い止めることができるのでしょうか。

岐阜県警の警察学校で取材に応じたのは、岐阜県内の金属加工の工場を経営する男性(60代)です。

男性:
「妻はビックリしていますよ。『なんでうちが狙われるんだ』と」

【動画で見る】突然身に覚えない“小型カメラ”が…強盗や窃盗などの『下見』の段階で犯罪を食い止められるのか 警察に聞いた予防策

男性は5月25日、車で工場に到着した時にある“異変”を発見しました。カーポートの上に置かれていた黒い物体。そこにあったのは、身に覚えのない「小型のカメラ」でした。

男性:
「ぱっと見は分からないです。そばまで行って写真を撮って、レンズみたいなものが2つ付いていたから、ひょっとしたら盗撮用のカメラか何かかなと感じたが、本物かどうかは(当時)分からなかった」

男性は確認するために写真を撮り、その後外出。戻った時には、朝まであったはずの黒いカメラはなくなっていたといいます。

男性:
「モニターを見て、近くにいたのかは分かりませんけど、たぶん近辺にいたんじゃないかなと。僕が写真を撮らなかったら、まだそのままあったかもしれない」

カメラはいったい、誰が何のために置いたのか。そして、事件前に手を染める「下見」や「犯行の準備」に、私たちはどう注意すればいいのでしょうか。

岐阜県警生活安全部の警部:
「おそらく、窃盗犯が家族の出入りや家族構成を監視しながら犯行機会をうかがうような、犯罪下見活動とみられる事案。常に周りの環境や人の出入りに気を付けていただいて、不安を感じたりした際はすぐに通報・相談をしていただきたい」

■不審人物を見破るためには…岡崎署に聞く

 トクリュウなどによる住宅の窃盗や強盗事件が増えています。愛知県岡崎市では今年4月、強盗に入ろうとしたとして10代20代の男ら5人が逮捕されました。

これを受け、市民が不審人物を見破るための訓練を開いている岡崎署に、どう見分ければいいのか聞きました。

岡崎署によると、闇バイトで集められた犯行グループには、指示役から「ハリに行ってくれ」など、隠語を通じて住所が送られてくるそうです。

実行役は、家に人がいるのか、部屋の明かりなどを下見します。実行役には『黒く目立たない服装』『片手にスマートフォンを持ち、ワイヤレスなどのイヤホンをしている』といった特徴があり、スマートフォンで指示役から指示を受けたり連絡をしたりしているということです。

さらに、車で遅いスピードで同じ場所をうろつくこともあるといいます。

岡崎署は「普段見ない人や車など、不審に感じたら110番通報してほしい」とのことで、地域の目の重要性を訴えました。

また、岡山県の窃盗事件で逮捕された男らが「チャットGPTで空き巣ができそうな場所を調べた」と話しています。

犯行グループはSNSやAIでターゲットを探すということで、警察は下記のことに注意するよう呼びかけています。

・SNSで「旅行で不在にしている」など投稿しない
・高級なブランド品や車を所有しているなど情報発信しない
・高額な現金は自宅で保管しない

トップに戻る


TOPへ戻る